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Society5.0 × コロナ禍 × 特別支援

文科の資料等を見ているとコロナ禍における「新しい」教育のあり方の模索へとシフトしている(添付資料参照)。

でも現場は以前の教育をどうやって取り戻すか、どうやったら安定していた以前の体制に戻れるかに注力しているように見える。

Society5.0を目指す動きが鈍い中(個人的な感想)で、コロナ禍に入り、現場では「オンライン」の必要性が叫ばれた。
この分野のイノベーターたちはもちろん既に動いていたが、アーリーアダプター層がこの流れを受けて、GIGAの動きが加速されたかに見えている。
しかし、アーリーマジョリティ層まで動いたか。この層まではまだ完全に動いていないと感じている。だから、平均的な現場は必ずしもイノベーターやアーリーアダプター層の動きに連動しきれていない。この層まで動かないと今の流れの加速は鈍り、旧態依然に戻る可能性が高い。いわゆる義務教育といわれている段階の現場ではこの意識に傾くように思う。

そこに加えて、対面での少人数による身体的な支援を多く要する特別支援の現場では、この意識が強いように思う。「オンライン」との相性は率直なところどうなのだろうか。「オンライン」×「学習保障」はどのレベルで実現可能なのだろうか。

私自身の答えが見つからず、なんともモヤモヤした日を過ごしている。
ただ、現場が変わることを求められ、変わらざるを得ない状況にあることも理解している。次の波が来ることもみんな理解している。でも、現場は目の前に戻ってきた子どもたちの姿があることに安堵しているというのが正直なところである。

次の一歩をどう踏み出すのか。

現場が今のICTをどうとらえているのか、どうとらえ直すのかにヒントがありそう。

現場は「積極的不登校の増加」をどう受け止めるか。

資料 新型コロナウィルス感染症に対応した新しい初等中等教育の在り方について


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