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たった2日ではマスターできず。マスターの道は一歩から。

「たった2日でマスターできる」
 「たった2日でマスターできるiPhoneアプリ開発集中講座」 藤 治仁他著、ソシム株式会社、2019.11
という一冊を手に昨日、今日の隙間時間で、一人で自学自習してみました。開発などはもちろんできませんが、一度体験してみたかったのです。
「2日でできる」とは当初から思っていませんでしたが、やっぱり40半ばの脳みそではなかなか進まないのが現実の悲しさ。まぁ、普段使っていない言語を使うってのは本当に苦しいものです。一応、書かれているそれぞれがどんなことを指しているのかぐらいはなんとなくイメージができるので、なんとか2つはクリアして、動かすことができました。

「思考回路」

 ボタンをタップするとランダムに「じゃんけん」のグーチョキパーが出てくる、それだけの仕組みなのです。皆さんからしても、「なんだ、ただそれだけか」と思う機能です。
 が、しかし、そこには、一度出たら連続では同じものが出ないようにするとか、タップ後に、文字と画像が一緒に出るとか、いくつもの法則があります。そして、その法則を一つずつわかりやすく形で整理し、順番を考え、つなげていくのです。
「プログラミング的思考」とは、いまの教育の時代の波に乗り、よく口にしたり耳にしたりしますが、実際のプログラミングを自分で1からやるのは大違いだなと改めて感じますし、「的思考」を身につけることと実際のプログラミングを行うことは位置づけを自分なりに整理しておく必要があるのだなと思いました。
子どもたち用にいろいろな教材やアプリが開発されて、学習でも扱えるようになってきましたし、実際にも様々な場面で取り組みが進んでいることがわかります。扱う言語が日本語で、子どもたちにとっても目の前で具体的にいろいろな動作を確認することができるので、そこはしっかり進めるべきですし、「的思考」を身に着けていくことは必要です。

 私は今回、見様見真似で自分でほんの入口を覗いたにすぎませんが、「的思考」がその先の何につながるのか、どう活かされるのかを考える機会になりました。例えば、今日学んで実際に書き写したコードの例を下に挙げますが、

repeat {// 0,1,2,の数値をランダムに算出(乱数)
newAnswerNumber = Int.random(in: 0..<3)
// 前回と同じ結果のときは、再度、ランダムに数値を出す
// 異なる結果のときは、 repeat を抜ける
}while answerNumber == newAnswerNumber
//新しいじゃんけんの結果を格納
answerNumber = newAnswerNumber
if answerNumber == 0 {
answerLabel.text = "グー "
answerImageView.image = UIImage(named: "gu")
} else if answerNumber == 1 {

「的思考」とこのコードがどうつながるのか、はたまたつながらないのか。
つながるとしたら、どこでどうなっているのか。そんなことを朧気ながら考えておくことはどこかで必要になるのかもしれません。

 特別支援では、この先、プログラミング関係が位置づいていくのか、まだ各現場での試行錯誤段階かと思います。自分なりの考えを深めるためにも時間を見つけて、本とコードのにらめっこを続けてみようかと思います。

でね、ふと思ったことは、
これを続けるって何がモチベだろう、ってことなんです。いわゆる学校文化だと、このコードがうまくかけなかった、このプログラムがうまくいかなかったとしても、「どんまい」とか「次、頑張ればいいよ」って話になると思うんですよね。
でも、それだけじゃ、きっと次のチャレンジにはつながらないような気がしています。目の前で「おまえの書いたコードじゃ、この動きにはならんよ」って冷静に伝えられるわけですよ、画面を通して。それなのに、周りからは「よく頑張った」「次あるよ!」って言われても、実際にはプログラムは動かないわけですよ。これで次やろうかなって思えるのかな?って、穿った見方をする私は考えるわけです。周りの心情的な励ましより、より正しいプログラムを教えてくれって。
次にもう一度チャレンジしてみようって思えるのは、やはり自身でやり遂げて実際に考えたとおりに動いたっていう事実なんじゃないでしょうか?
それだけを考えることはやはり教員としては穿っているんでしょうかね。

難しいです。

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