Feel good!これからわたしたちが消費するのは「気持ちよさ」かもしれない
もしも宝くじに当たったら!
引っ越しして、スマホを買い換えて、キメキメのファッションをフルコーデして、シェフを呼んで…贅の限りを尽くしたい。
ショッピング大好き、物欲が止まらないほうです。
みなさんは最近買ったものってなんですか?
大人になって楽しいことのひとつに、
好きなものを買えるようになったことがありますよね。
(もちろん全てではないけど。)
生活するとは、消費すること。
わたしたちの消費スタイルは、いつも時代とともに変化しています。
それは時代によって、その背景にある価値観が変化しているから。
さて、いまの消費トレンドは?
モノ→コト→イミ→○○消費がやってくる
流れを振り返りながら見ていきましょう。
経済成長時代
モノ消費:商品機能自体を消費
生活を便利にする道具やメカニックなど
~市場が成熟、物質的に豊かになりモノが飽和~
2000年代
コト消費:体験化された無形の価値を消費
特別なテーマ空間、サービスなど
~震災によるつながり見直し~
2010年代
イミ消費:選択の責任と価値をもつ消費
社会貢献思考、かしこい消費者のふるまい
~コロナによる「制限下」の価値観見つめ直し~
2020年代【new!!】
(仮)感覚消費:無意識に消費あるいは心地よさを消費
※ここはカタカナ2文字で命名すべきだよね…悩む。
わたしたちの最新の価値観は、自分に正直であること。
心が求めるものを選ぶ、心地よさを最優先する、ストレスから自由になる。
この、なんか気持ちがいい状態が選ばれていると感じます。
気づいたらそこにあるナチュラルさ
気持ちのよいものは、すでに無意識に選ばれています。
しっくりくるもの、さらっとしたもの、
そして無理のない無駄のない設計。
フラットデザインやシームレスなやつ。
気持ちのよさとは、
機能としてはより細やかな便利さであり、
物質的には五感に心地よいこと。
マグネットでカチッとフタがとまったり、
ボタンの押し心地がちょうどいい押し込み具合だったり
香りや色がさりげなく演出されてたり、
ふわふわのルームウェアだったり。
とくに、触り心地のいいものは身近にあります。
α世代に大人気なプッシュポップしかり。
病み付きになる触り心地!
あらためて、シリコンって数々の場面で気持ち良さをアップグレードさせましたよね。(素材フェチ)
サステナブル、エシカルな思考だって、
「選ぶ」を越えて「自然なこと」になっています。
ソーシャルグッドな気持ち良さも感覚的に選ばれる。
検索をしないナチュラルさ
入手するまでもいたって自然体です。
欲しいものはレコメンドされます。
知りたいことは追いかけてきます。
スマホを通して見る世界は、情報だらけで
つながっていることだらけです。
ここで懸念されるのは、フィルターバブルです。
自分が見ている世界を世界そのものだと感じてしまう現象。
見る世界が虚像にならないよう、フラットさや自分の判断軸をもっていたいですね。
消費における前後行動は、ファネルとして表され、
そのステップも時代により変化します。
「検索」という行動はとても重要なものでしたが、近年のAIなどの技術の進化によって、レコメンドやすぐ手に届く位置に情報がつながっていることが主流になりました。
検索する場合には、「どこで」を選びます。
その答えを動画で見たいのか、ビジュアルから知りたいのか、リアルタイムの生声が気になるのか。
それによって、TikTokで、Instagramで、Twitterで検索。
自分がよく開くアプリで調べるほうが、自然なこと。
まとめ
なんか気持ちいいものをナチュラルに
感覚的に消費している傾向のわたしたち。
これが最新の価値観だとすると、商品開発やブランディングに大事なことは気持ちのよさを追求すること。
そしてそこにオーガニックに出会える戦略をとること。
五感ブランディングやインフルエンサーマーケティングが成功していることは納得の流れです。
もしかして、これからもっともっと気持ちよくなるかもしれない世の中の進化って、なんだか楽しみです!