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『星の子』

2020/11/16

主演=芦田愛菜
監督・脚本=大森立嗣
原作=今村夏子

これ観たのグミ作る前だったから書いてなかったけど、感想掘り返してきたので載せとく〜。
昔の自分の文章見返すとテンションきもすぎて少し削った。
この頃人生迷ってた時期……自分へんやな⁇ってことに悩んでたっぽい。

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原作の感想→
怪しい宗教にハマってる両親が、自分の好きなこと必死で語ってる時の自分に重なった。それでちひろが、うん…て言いながら理解してあげたいけどついてけなくて戸惑ってる、私の周りの人たちに重なった。
両親の見る星がちひろには見えない、だけなら、両親が怪しい宗教にハマってる、だけで事は終わるけど。ちひろの見る星もまた、両親には見えない。
どれだけ相手を大切に思っていても同じものが見られない哀しさと、たとえ同じものを見ていなくても相手を大切に思っているあたたかさ、その両方をいっぺんに味わったラスト。読んだ時はここまで言語化できていないから、なんだかよくわからんまま鳥肌。

映画の感想→
芦田愛菜の、生っぽい、未固定的なかんじがよい。海路さんと昇子さんの胡散臭さも。岡田将生はちょっと嫌いなっちゃった笑
姉との最後の夜のシーンとてもよかった。姉が子どもを産んだって最後に出てきたのはなんだ?姉の話は、回想でちょいちょい描くとかじゃなく、序盤で記憶の奥底に沈めておいて、そのまま行方不明が綺麗だと思う。
昇子さん「気づいた人から変わっていくのよ。」原作読んだ時は流してしまっていたけど、さすが黒木華〜と思った。
目標とか天命とか、やりがいあること、邁進すべきこと、見つけた人から、なんかもう人が変わったように、てらてら生き生きしちゃうんね。宗教も勉強も部活も恋愛も就活も仕事もボランティアも子育ても、信じてそれに突き進めれば楽しそう。
もういっこ昇子さんのセリフで、行動は個人の意思とは無関係ってのがあった。頑張ってたこと、終わってみたら、夢オチか?みたいな気分になること、あるねえ…。

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『こちらあみ子』の感想も早く書かないと忘れちゃいそう。がんばる…。

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