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2024年11月 生野らんぷ展のおしらせ

「 生野らんぷ展 」

とき: 11/21(木)〜12/1(日)
    木 金 土 日 12:00〜18:00

ところ: 「もりのこと」
     西荻北4-9-3

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写真のランプは、
「 ネコのT子 と どんこの精 」
と言うタイトルです。
ネコと、どんこ椎茸と、ドングリが登場する
お話がついています。

今回は、物語のランプの他に、鳥の形のランプ、
切り絵の切れ端を、模様にしたランプなど
あたらしいランプもつくっています。

心がザワザワすることが多い日々の中で、
少しでもクスッとなって、一瞬ホッとするような
そんなランプをつくっています。

11月、秋のお出かけに、ぜひお越しください。

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「 ネコのT子と、どんこの精 」

ネコのT子は、村の南の土手に暮らすネコです。
毎年、村人のマキオさんが、椎茸のコマ打ちをする時に、
パートで手伝いに行っています。

そして、今日はT子だけの大仕事が待っているのです。

この村には昔から、どんこの精がいて、
マキオさんとT子の椎茸を、
帽子にして被ってもらっているのです。
その椎茸が乾いて干し椎茸になったら、
あたらしい帽子と交換するのです。

今日は、その帽子交換日なのでした。

どんこの精たちが順番に並び、
みんなの被っている椎茸が、
十分に乾いているかをよく観察しながら、
T子があたらしい帽子になるどんこを被せていきます。

並んでいる中には、「ちゃんと乾いているか心配だわ、、。」と、
不安顔のどんこの精や、「大丈夫、大丈夫。」と友だちを励ます
どんこの精もいます。

おや、その後ろに!どんこではなく、ドングリが並んでいます!
「ここに並ぶとすてきな帽子に取り替えてくれるみたいなんだ。」
そんなことを話しながら並んでいます。
あぁ、T子はどんこの帽子しか持っていません。

そうしているうちに、どんこのみんなの帽子交換が無事に終わり、
とうとう後ろに並んでいたドングリたちの順番になりました。

T子は、ドングリが並んでいるとは思ってもいなかったので、
ドギマギしてしまいましたが、思いを巡らせて、
自分の肩のあたりの、真っ白な毛を少しとりました。
そして、はしっこを少しねじってから、小さな羽根飾りのように
ドングリたちの帽子に付けてあげました。

「羽根飾りじゃなくて、今日は特別にネコの毛飾りよ。
あなたたちにピッタリお似合いよ。」
T子が自信たっぷりに言うので、
ドングリたちはすっかり感激して
よろこびながら帰っていきました。

熊本の小さな集落で、ひょうたんを育てながら、 「お話とらんぷ」をテーマに、ひょうたんの らんぷをつくっています。 イヌ、ネコ、山の暮らしの風景と、 らんぷのことを、 少しずつ書きます。