ネコのポニー、いんたびゅーその3
ないかな、ないかな、な〜にか ないかなー
お、ここは、アライグマさんのお宅です
ポニー:「こんにちはー。アライグマさんいますかー。」
「・・・」
ポニー:「お留守です。じゃあ次にいってみよう。」
ポニー:「ちょっと、一休みします。 おや、そこのあなたは誰ですか。
でっかい首輪してますね。オレは、いつもどっかに引っ掛けて
なくしますよ。」
標柱:「あぁ、わたしはですね、ここが、植木町っていうしるしの柱ですよ。そして、これは首輪じゃなくて、パンクしたタイヤと思われます。」
ポニー:「わぁ、ここは「うえきまち」っていうのですか。オレは、「うえきまち」のネコってことですか!」
標柱:「はい。確かに植木町と思われます。あなたは植木町のネコだと思われますよ。わたしは、首輪がいりませんが、あなたは首輪を無くさないほうが迷子にならなくて、いいと思われますよ。」
ポニー:「あなたは物知りさんですね〜。はい、出来るだけ首輪を無くさないようにがんばります。じゃあ、また来るね〜」
〜 その後 数日 〜 ↓
ポニー:「 うえきまちさん、こんにちは。おや、今日は首輪がないですね。」
標柱:「こんにちは。あれは首輪じゃなくてパンクのタイヤでしたよ。あの後、車でお帰りになったのですよ。」
ポニー:スッキリして、カッコいいですね。あのパンクタイヤさんにもいんたびゅーすればよかったね。そして、あ、今日は空が海みたいになってます。うえきまちさん、この場所がぴったり似合っていますね〜。」
標柱:「それは、うれしいですね。ここに立ち続けてもう長いので、溶け込んだと思われます!」
ポニー:「オレも、ここにずっと居たら溶け込むかもね。わーい♪」
ポニー:「じゃあ帰りまーす。またね〜。」
熊本の小さな集落で、ひょうたんを育てながら、 「お話とらんぷ」をテーマに、ひょうたんの らんぷをつくっています。 イヌ、ネコ、山の暮らしの風景と、 らんぷのことを、 少しずつ書きます。