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なぜ?おでんに茶飯?友人との会話で知った意外な組み合わせ

寒くなってきて、熱々のおでんがおいしい季節ですね。

先日、友人との何気ない会話。
「おでんには茶飯だよね〜」という友人のひとこと。

「え?茶飯?」
思わず聞き返してしまった。

おでんといえば……
我が家ではふつうに白いご飯を炊く。

「おでんの時に茶飯?」

「え?違うの?」と友人はおどろいた様子。

どうやら友人の家では「おでんに茶飯」が昔からの定番らしい。
こんなふうに家庭によって定番の食べ合わせがあるって面白いですよね。

「おでんに茶飯」って、みなさん知ってました?

おでんと茶飯の意外な関係

おでんと茶飯の組み合わせは、実は江戸時代にすでにあったようです。

当時のおでんは、今のようなだしで煮込むものではなく、豆腐やこんにゃくに甘みそをつけた田楽という形で楽しまれていました。

その田楽と一緒に提供されていたのが茶飯。

田楽と茶飯、さらに熱燗がセットで親しまれていたようです。

現代でいうところのラーメンと餃子、ビールのような定番の組み合わせといったところでしょうか?

田楽は時代とともに具材や調理法が変わり、今のおでんのような形になりましたが、茶飯との組み合わせだけはそのまま引き継がれたと言われています。(諸説あり)

茶飯って何?作り方と魅力

茶飯とは、お茶や出汁を使って炊き上げるご飯のこと。

作り方や味付けは地域や家庭によってさまざまですが基本的にはお水の代わりにお茶や出汁、さらに醤油やみりんなどを加えるのが一般的。

緑茶やほうじ茶で炊くと、ほのかにお茶の香りが漂うさっぱりとしたご飯に仕上がります。

一方、出汁や醤油を使えば、旨味がしっかりと感じられる味わいになります。

どちらも簡単!家庭でアレンジがしやすいのが魅力。

友人の家では、お醤油を使った茶飯が定番だそうです。
ホタテの缶詰がある時は、その出汁を加えて炊き上げるのだとか。
ホタテの旨味がご飯全体に広がり、贅沢な一品になるそうです。

話を聞いただけでも美味しそうですよね。

緑茶で炊く茶飯を作ってみる!

「茶飯とは?」「本当におでんに合うの?」
と半信半疑だった私。

気になるので、早速作ってみることにしました。
まずはネットでレシピを検索してみると、思った以上に多くの茶飯レシピがヒットする。

今回はその中から、シンプルな緑茶で炊くレシピを参考にすることにしました。

緑茶で炊くシンプル茶飯の材料
(4人分:お米2合)

材料

  • お米 … 2合

  • 濃いめに淹れた緑茶 … 適量(炊飯の水加減に合わせて)

  • 料理酒 … 大さじ2

  • みりん … 大さじ2

  • 塩 … 小さじ1/2


手順

  1. お米を研ぐ
    お米を洗い、炊飯器にセットします。
    30分ほど浸水させると、ふっくら仕上がります。

  2. 緑茶を準備
    濃いめに淹れた緑茶を用意します。
    急須やティーバッグを使ってもOK。

  3. 炊飯釜に材料を入れる
    炊飯釜にお米、料理酒、みりん、塩を入れます。緑茶を炊飯器の「2合」の目盛りまで注ぐ。

  4. 炊飯する
    通常通り炊飯し、炊き上がったら軽く混ぜて完成です!

おでん×茶飯、新たな美味しさを発見!

炊きあがった茶飯をおでんと一緒に食べてみる。

ふんわり漂う緑茶のいい香りとさっぱりとした味わいが、おでんのつゆや具材の旨味を引き立ててくれます。

特におすすめなのが、茶飯におでんのつゆをかけて食べる。緑茶の爽やかな風味とおでんの旨味が絶妙に絡み合い、サラサラっといただけます。

そして、お酒のシメにもぴったり
さっぱりしているのに満足感があり、最後の一口まで楽しめます。

おでんには茶飯という新たな楽しみ方を教えてくれた友人に心から感謝!

シンプルだけど奥深い茶飯…
ぜひ!この冬、
おでんと一緒に楽しんでみてはいかがですか?

画像引用元:あんみつ みはし(上野本店)

※あんみつで有名な みはし(上野本店)では、冬季限定メニューとして「おでん茶飯」がメニューにありました。

機会があれば、食べてみたい一品ですね。


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