ニュートラル

連休明けの仕事
休んでいる間に色々忙しい状況になっていたみたいで
そんなことも露知らず、久々の出社でまあまあなカオスを見る

あぁ無茶苦茶だなぁと思いながら
慌ただしく動く現場を見ていて意外にも冷静な自分がいる
ザ・平常心というやつだと思いたいが
おそらく前頭葉のワーキングメモリーがオーバーヒートして
単純にリブートを繰り返しているだけなのかもしれない
たぶんその説が有力だ

不思議と心が落ち着いている
ストレスも感じない
このニュートラルに入っている感じは中庸というべきか
中道と言うべきか
物事に動じないということは精神衛生上とても楽だ
単に年の功というか経年によって経験知が増えて
感情が揺れないということでもない
きちんと揺れる場所では揺れているんだ
ただ揺れ幅が緩やかに高低差が少なくなってきている

これは意図的なんだ
年を取るとさ前頭葉の能力が老化によって低下するんだけど
この部分って感情や思考のコントロール部で
加齢共に感情のコントロールが効かなくなってくるんだ
簡単に言えばアルコールに酔っているのと近い
お年寄りに感情的な人や怒っている人が多かったり
すぐに涙脆くなったりするのはこのせいなんだ
予防することはできても避けられないことで
必ずだれもが経験すること

ボクはいざ前頭葉が死んで
感情の駄々洩れ星人になるのはしんどいから
なるべく感情ダムが決壊しても大きく被害が出ないようにしたい
普段から感情の波を静かにする訓練をしてる
老後に老害にならないための今からできるハウツーだ
すべてを制御することは難しくても
三毒と言われる「貪瞋痴」は積極的に防いでいきたい
最後に人様に迷惑をかけて終わりたくないのだよ

湖面に浮かぶ小舟は
ゆっくり進む
僅かに波紋を出し
底の住民に気が付かれることなく
ただただ、揺らいでいくのだ