小袖は紅葉、華は美吉野
一般人が一般人を監視する時代
司法的ではないハイコンテクストな文脈で
倫理という古着は中央集権から
個人分権へ早くゆっくりと
移り変わってゆく
あの人はこういう奴だ
一度括られたカテゴライズはそう簡単には外れることはなく
共同幻想の中で作られた「キャラクター」として烙印が押され
延々とその役を演じるよう強要される
ボクたちは創作物である物語を過剰に摂取しすぎたのかもしれない
アンパンマンは絶対に悪事を起こさないし
バイキンマンは死ぬまでバイキンマンだ
簡単に言えば
同調圧力下でのキャラ設定だ
「世間・みんな」という想像上の空間でキャラは生成され
以後「そういうキャラだから」と設定されたキャラの扱いが続く
ワンミスが信用や信頼の失墜になり
一度キャラ付けされた烙印はなかなか消えることはない
デジタルタトゥー然りだ
世の中はシャーデンフロイデで溢れている
誰もが標的で、誰もが石を投げる準備が出来ている
色々な事が可視化され相対的に比べ安い世の中だから
他者から与えられる終わりなき劣等感を埋めるために
彼らは下を見続けるし、石を投げ続けるんだ
その裏で
客観的に物事を良いことは良い、悪いことは悪いと判断する
「是々非々」という考え方が少なくなってきている
個別に切り替えて考えることは
それまでの過去であったり、バイアスを取っ払うということ
何事にも引きづられることなく判断することは
とても難しいし勇気がいることだ
ただ延々と続く足の引っ張り合いの
地獄のような日々から半歩抜け出すには
とても大事な事のように思う
裏表なく是々非々できるような人になりたい
なりたいと思うならば実行する
思うと動くは同じ
陽明学でもある通り「知行合一」だ
吉田松陰の言葉にある
「狂愚まことに愛すべし、才良まことにおそるべし」
これは狂うほどの情熱を持って常識から外れる者は
「行動」を起こしている愛すべき存在で
一方で頭だけで考えて理屈を言うことは
何も行動しなくなるので恐ろしいということ
ボクはこの言葉に突き動かされる
「諸君、狂いたまえ」
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