中度知的障害児の進学先を考える:支援学校小学部を見学(年中の秋)
現在年中の息子は病院にて自閉傾向あり、中度知的障害という診断をされています。療育手帳はB判定、発語が『パパ』『ママ』ぐらいしかない状態です。
先日、支援学校を見学に行ってきました。
以前、地域の小学校の支援学級を見に行った時のまとめはこちらです。
予約の流れ
希望の支援学校の教育相談案内のチラシを見て、教育相談の開催日を確認。コーディネーターさん宛に電話をして1か月後ぐらいを予約しました。
その際、持ち物と、車で来校可能かも確認したところ、持ち物は特になく車OKとの返事でした。指定は無かったものの筆記用具は持って行って正解でした。
なお、今回はコロナの関係で子供はなしの保護者のみとなりました。
見学当日の流れ
入り口でチャイムを鳴らし、中へ。
コーディネーターさんがやってまずは校舎の中を一通り案内頂きました。
やはりコロナの関係で子供がいるクラスには入れず、扉のところから中を伺わせて頂きました。物珍しいのかこちらによって話しかけてくれる子もいました。
子供が外に学習に行っているクラスは中に入って見ることができました。
小学部・中学部・高学部のクラス、高学部の生徒が使う食堂、体育館、プール、図書室や音楽室など一通り拝見し、相談室へ。
そこでさらにイベントの様子などを写真で見せて頂きつつ、学校の方針や、1日のスケジュール、年間スケジュールなどを説明頂きました。
また、息子の状況についてヒアリングがあり、意見をお伺いしたりしました。
計1時間半ほど滞在し、見学は終了となりました。
支援学校の様子
まず最初に車で来校したのですが学校近くで支援学校の小学校中学年ぐらいの子たちが、ちょうど野外学習?散歩?だったようで様子を伺うことができました。
あとで聞いたところによると、近くの森林公園のようなところへよく行くらしいです。息子もですが粗大運動が弱い子が多いようで、集団行動&外出の練習とそういった身体の使い方の練習を兼ねての訓練だったようです。
授業中のクラスにはコロナの関係では入れませんでしたが、扉のあたりから見せて頂きました。
それぞれ違った指を使うような課題に取り組んでいる様子などがうかがえました。人懐っこい子も多く、近寄ってきたり、挨拶してくれる子もいました。
こちらは気にせずじーっと課題をやるクラス、歩き回っているクラスなど(やっている内容が違うからでしょうが)色んな子がいるし、クラスもほんとに色々だなぁという印象でした。
クラスによって人数がまちまちで4人~7人編成。人数の違いについてはコーディネーターさんによると、編入や転校の関係だそうですが、特性など加味された結果なのかな?となんとなく感じました。
生徒が外に出ていていないクラスでは中に入ることができ、クラスは非常にシンプルな構成になっていました。ロッカーのかばんはリュックサックの子が多く、ちらほらランドセルの子がいました。
今日一日の流れや次にやることなどが視覚的にわかりやすいように掲示されているのが印象的でした。
また、みんなで作っただろう展示物がたくさん飾られていて楽し気な印象でした。
小学部の子たちがみんな楽しげに過ごしている様子に個人的には安心感を覚えました。
コーディネーターとの話
一通り校舎内の見学が終わった後、コーディネーターさんに学校の説明して頂いたり、息子について相談したりしました。
息子の現状は冒頭でも述べた通り、自閉傾向あり、中度知的障害という診断をされています。療育手帳はB判定、発語が『パパ』『ママ』ぐらいしかない状態。担当医にはDQ的に支援学校と言われつつ、発達支援センターではどちらとも言えないような感触の言葉をもらっていました。
コーディネーターさんに確認されたのは
・ ごはんが一人で食べれるか?
・ オムツは外れているか?
息子の状態は
・ ごはん ➡ フォークで一人で食べる
・ オムツ ➡ 日中は失敗することもあるがパンツ、就寝時のみオムツ
上記の通り伝えたところ
「支援級でも大丈夫だと思いますけどね~」
とのこと。この2つが結構大事なポイントな様子でした。
さらに上の娘が小学校に通っていて、息子が支援級に通うと何かしら娘に影響があるのでは・・・と相談(思えばコーディネーターさんにする質問じゃない気もしますね、ご対応ありがとうございました)。
子供の世界を信じてあげても良いのでは、的な言葉を頂きました。
話していて思わず泣いてしまい、娘への影響が私の中ではひっかかっていたんだなぁと感じました(ご迷惑おかけしました)。
見学しての感想
まず率直に、しっかり学校だなぁと感じました。
先生方の雰囲気も明るく、小学部の子供たちは活き活きとした表情、中学・高学部になるとぐっと大人な雰囲気になっていました。
高学部では仕事に向けた作業訓練なども入るようで、将来への道筋がわかりやすい雰囲気を覚えました。
以前に見学に行った支援級に比べて、先生の数が充実していて、目が行き届いている印象(制度的にもそう決まっている)。
支援級では1~6年まで同じことをしている場面が多々あったのですが、比較して、支援学校の方は学年レベルではなく、より個々への支援が充実しているのは明白だと思いました。
保育園の加配付きと同じような支援を継続して受けられるような印象です。
確定、まではいかないけれど、支援学校の方が息子には良い環境じゃないかな、と思いました。
就学に向けて発達支援センターの検査などもあるので参考にしながら、息子にとってより良い進路を選択していきたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。