こんな瞬間がきっと
2024.3.30
大学時代の友人たちと集まり、
引っ越す私と海外留学から帰ってきた友人のために
送迎会というほどのものではないけど、
都内で遊んだ。
気心の知れた友人たちと
軽く20代真っ盛りのふざけ方をしながら
展示されている私の絵の前で撮影会を始めたり、
ビル群に囲まれる大都会のど真ん中で
スタバの茶をしばきながら
恋愛について聞きあったり、
閉館した美術館を過ぎて、
すっかり暗くなった空と駅を見上げた、
こんな瞬間がきっと
遠い未来で、胸の奥がキュッとなるような
大切な思い出になっているんだろうな
と思った。
無二の友は大切にしないとアカンな。
最寄り駅発のバスの中で
右眼から涙が自然と流れたんだ、本当だよ。
一筋だけ、つー…と。
OASISのWhateverとlive foreverを聴いてたらさ、
ちょっとキザで感傷的過ぎかもしんないけど。
帰って母にこのことを話し、
「だってお母さんもよく若い頃の思い出を
遠い目ェして話すから。
そうなんでしょ?
こういう何気ない瞬間とかが、
何年何十年経ってから思い出して、
かけがえのない思い出だったなって思うんでしょ?」
と聞いたら母は
「そう、なにもかもが。」
と答えた。
今日も、美しい今日が終わる。