友人たちとのギャップに苦しんでる話

誰も私のことなんか分かってくれない。
今はそういう気分です。
今しがた飼い猫にも怒られたし。

昨日、高校時代からの友人たちと旅行行ってきたけど
あんま心から楽しめなかった。
というのも、
友人2人が私のことをどう思ってたのか分かったから。

大抵のクラスメイトや友人は
学校を卒業したら次第に付き合いが減っていって
フェードアウトしていくのだと思うが、
卒業から7年経っても未だに自分と関係を続けてくれている
2人のことは感謝している。
しかし、これだけ付き合いが長くなってもなお、
私のことを理解してくれていない
というのは甚だ心外だ。

どうやら友人2人は私のことを
ボーッとしているなんも考えていないポンコツ
だと思っていたらしい。
友人2人と所属していた美術部の部長務めてたのに。

友人の一人からは、
彼女が読んでいるブログに出てきたエピソード
(ブログ主が初めてガソリンスタンドに行ったが、
ガソリンの蓋を開けるボタン位置が分からず、
結局助手席にいた姉に全てやってもらったという話)
を引き合いに出され、
「愚魔さんもガソリンの蓋の開け方分からなそうだよねwww」
と言われた。
クソ舐められている。
さすがにボタンの位置くらい知ってるわ。
一人で何度も給油行ってるし。
むしろガソスタのスタッフさんに覚えられ、たまに雑談するくらいなんですが。

さらに
旅行帰りの新幹線ホームにて。
自分たちが乗る新幹線が次発だったため、
私は先発に乗り込む人達の最後尾に並んで
先発列に移動しようと動いたところ、
急に血相を変えた友人から腕を掴まれ
激しく首を横に振られた。
私は、瞬時に彼女が何を考えたか理解して
「いや乗らないよ?!
ただ、先発の新幹線が出たから、次発から先発列に移動しようとしただけ!!」
と叫んだらやっと掴んでいた手を離してくれた。
友人らは
私が先発の列に並んでいた人達にくっ付いて、
一緒に乗ってしまうと思ったらしい。
クソ。
この中の誰よりも時間に正確で、計画性あるの確実に私なのに。
友人2人とも電車の時間をあまり覚えておらず、
「あれ、何時出発だっけ?」
「何分だったっけ?」
などと呟かれるたびに
「15:46だよ!」
「46分だよ!」
と答えていたのは私である。
そんな奴が周りに釣られて先発乗るわけねぇだろ。
バーカ(ヤケクソ)。

それだけではない。
私はよく真顔が怖いと言われていたので、
ボーッとしていたら不機嫌だと思われると思って、
できるだけニコニコして、周りに話し掛けるよう心掛けている。
内心クソつまんねぇな、と思っていても、
友人がやりたいと言い出したゲームには乗り気な感じでとことん付き合うし、
極力(面白くもねぇのに)大笑いして、
楽しげに振る舞いもする。
自分が行きたい観光地があっても、
(ここはあの子たちの反応薄かったから、興味無いんだろうな…)
とか考えて友人たちに譲っている。
チケットを買う時にも、
友人の駅員さんへの説明が効率悪いから、私がツラツラとまとめて全部説明して話をつけている。
そして、トイレが近い友人のために
毎回荷物の見張りを申し出ているし、
調子の悪い友人を気遣って休めそうな場所を探し、
定期的に
「ちょっと休む?」「大丈夫そう?」
などと声を掛けたりもしている。
なかなか旅行計画を進めない友人にイラついて、
率先して観光地やホテルの数、移動経路などを調べるのも毎回私。

ここまで色々考えて動いている若者も
少ないんじゃあなかろうか。
これらは元々独りで過ごしてきた陰キャが
この乱世を生き抜くため、何年もかけ切磋琢磨した結果の賜物。
涙ぐましいね。
わたし、ずっと人間について考えて研究して、馴染めるように練習してきたんだぁ(化け物)。
さすがは、小学校の時担任の先生から
「愚魔さんは…クソ真面目!」
とハッキリ言われた私である。

なのに、
いつからか彼女らの中では
私はボーッとしているだけのおっとりのんびり野郎
となっている。
私は悲しい。

いつも明るい道化の裏には
血と汗と涙で出来た泥があることを、
お茶目で陽気なお姉さんの中には
泣いている化け物がいることを、
想像してほしい。
というか逆に、
ヘラヘラしてて何も私に気を遣わず過ごしている友人2人が羨ましい。

恐らく、
いや絶対、
彼女たちは私の経験してきた厳しさや辛さ、恐怖を味わったことはない。
そんなもの一度だって味わわず、
ぬくぬくと育ってきたはずだ。
毎回友人から出てくる家族の話。
それによると両親も仲良く、父親は娘を溺愛していて大層甘やかしているのが見て取れる。
あの子たちはきっと、
妻と喧嘩した腹いせに
寝ていた娘(自分)の部屋に怒鳴り込んできて
「いいか、今日から俺はお前の父親じゃねぇからな」
なんて面と向かって父親から言われたこともない。
あの子たちはきっと、
酔っ払った父親が、母が運転する車のハンドルを掴んで
「みんなここで死んじまえばいいだろ」
と言い始めて母と揉み合いになり、怖くなって号泣したこともない。
核家族のあの子たちは、
嫁姑問題で吐くほど荒れた母を見たことないだろうし、
家族みんな祖父の介護に必死で、幼い自分に構ってくれない寂しさも知らない。
あの子たちは一度も上京しておらず、
ずっと実家暮らしだから
東京での一人暮らしの苦労も怖さも知らない。

そんな子達が、
どうして私をそんなクソ評価するのだろう。
私には理解できない。
私だったらそんな奴尊敬するけどな。
まぁつまり、
ぶっちゃけて言ってしまえば、
自分よりはるかに温かい家庭でぬくぬくと育ってきた、
温室育ちの奴らに舐められてんのがクソムカつくし納得できねぇ。

経験値のレベルがそもそも違うんだからボーッと生きてるわけねぇし、
なんだったら
友人たちの中の誰よりも頭フル回転で生きてるっつーの。
彼女たちは時間にルーズだし、
考えの詰めがいつも甘いし、
ボーッと生きてるおっとりのんびり野郎は
お前らの方だろ
って。

あーあ。
ここでこんな事書いてても、
彼女たちは今もぬくぬくと暮らしつつ
私のことをポンコツだと思っているんだわ。
あーあ、ほんとクソ。
私が普段どれだけ遠慮して気ィ遣って怒りを抑えて笑顔作ってるか知りもしねぇでよ。
せめて私が先に死んだとき、
本当はこんなこと考えてる奴だったんだって知ってもらえるように
パスワード教えておこっかな?

本当、オメデタイ頭でなにより。


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