あれ、ダイソンの掃除機を壊しました
無知、それは恐ろしいものである。
知り合いの方からもらった、縁起の良いといわれるお米を炊飯器で炊こうとし、炊飯器のコードをのばした。
そこからは、もう何が起こったのか。
コードを引っ張ったら、隣に置いていたトースターが私の背中に落ちてきた。
炊飯器は私の目の前に落ち、縁起の良いとされるお米は地面に撒き散らされた。
もう、私もしくは炊飯器に悪霊が100体くらいついていて、そのお米を前にして暴れだしたとしか思えない。エクソシスト。
めちゃくちゃ痛い背中を引きずり、お米を拾い集める。
しかし、米粒って拾い集められるような代物ではない。
私は、相棒のダイソンを持ってきて、縁起をすべて吸い尽くすことにした。
ダイソンは無敵だからだ。
ある程度、米を吸い尽くしたあと。
なんか動きがおかしくなってきた。
きゅるきゅるるん.....と少し動くと沈黙しだすようになった。
まずい、米粒が詰まったのか、そう思った私は、
ダイソンを、
洗った。水でジャージャー洗ったのだ。
ダイソンは、それ以降、完全に沈黙した。
ん、なんか壊れた!と私はようやく有識者に頼ることにした。
ダイソンのカスタマーサポートの方々はこんなアホにも優しかった。
私のバカさを疑うことは一切せず、無料でできる部品交換をすぐ提案してくれた。
その後、ネットで調べまくり、私はようやく知った。
掃除機は、基本的にはウォータープルーフではないと....。
慌てて、ダイソンの方に電話をしなおす。そこでもまた優しい対応。
水没とかいうアホ行為はもちろんサポート対象外だから、修理費は当然、自己負担になったけど、直してもらえるだけありがたい。
ダイソンは、違った。
1週間後、無事元気になって帰ってきたダイソンを私は抱きしめた。
ありがとう、ダイソン。ダイソン、フォーエバー。
その後、私は水滴一粒でも気をつけるようになった。
どんなにテクノロジーが進歩しても、それを使いこなせるかは別問題だ。
将来、ロボットへの虐待で逮捕とかされないように、というかまず時代においていかれないように、しっかりと自分の知識も日々アップデートしていきたいと思う。
まあ、掃除機を水没させるのはそれ以前の問題だが。
説明書、読みます。すみません。