あれ、財布を忘れたけど困らなかった
この前、自動販売機で飲み物を買おうと財布を開いた。
途端、道端に私の全小銭が星屑のように散らばった。
最近、財布の使い方がどうも下手になった。
財布の存在感が薄くなったのが原因だと思う。
そしてついに、財布を忘れた。
けど、困らなかった。
財布を忘れても、私の手には、飲みたかったピルクルと食べたかったたけのこの里が入った袋が握られている。
死んだ祖父に誓っていうが、万引きは、していない。
財布を忘れても、もはや体の一部であるスマホがあれば、欲しい物はたいてい手に入るのだ。
いつからそうなったかは忘れたけど、それくらい無意識に世の中は変わっていっている。
どうでもいいが、そういえば昔、就活で受けた某ya●●●。
嫌味っぽく何度も何度も意地悪を言ってきた女性の面接官。
私が、キャッシュレスへの関心を語ると、
「日本で、キャッシュレスは流行らない。そんなのは紙幣が汚い中国とかでしか普及しない」
と言い放ってきた。
あのあと、宮川大輔さんの顔とあのキャッシュレスをよくみるようになったけど。
今、Paypay使ってる〜?
私は使ってないけど。
就活生のみなさん、面接官をおそるることなかれ。
面接官に何を言われようとも、傷つくことなかれ。
そんな人は、あなたの人生の審判でもなんでもない。
みんな、結構、ちっぽけな単なる人間だから。
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