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2024年 7月 副住職だより法話【ごちそうさま】

副住職7月法話 【ごちそうさま】

 能登にボランティアに行った時の話です。食事処の隣のテーブルで、家族連れの方が座っていました。食事後に3-4歳位のお子さんが「ごちそうさまでした。なもあみだぶつ、なもあみだぶつ」と言って席を立ちました。びっくりしました。

 能登地方が浄土真宗が浸透している地域だと思わされたのと同時に、考えさせられ、南無阿弥陀仏を通して様々な方に想いを馳せるという事が大切だと思わされました。

 食事となるまでに苦労して下さった方々の支えや、食事によって頂いている植物•動物のいのちの上にこの私が成り立っている。お子さんに食事を頂く時の姿勢を教えて頂いた気がします。

「念仏者の人生はまさに慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)の交錯」という梯實圓先生のおことばがあります。

 これからも食事を通じて「なもあみだぶつ」のお慈悲のお心にふれた時仏様に出遇わせて頂いている事を喜ばせて頂く(歓喜)のと同時に日々自己中心的な我が身を振り返らせて(慚愧)頂きたいです。

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浄土真宗本願寺派 弘教寺
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