2024年6月 副住職だより【水戸駅にて】
副住職だより 【水戸駅にて】
先日、水戸での布教の帰りに水戸駅内のお土産屋で、おばあちゃんと店員さんが話をしていました。おばあちゃんはどうやら上野行きの特急列車に乗るため、お孫さんに切符を買ってもらったようです。しかし特急の乗り場が分からず不安そうにしていました。ですが店員さんはとても親切な方で、乗る号車の位置やエスカレーターの場所など、優しく丁寧におばあちゃんに説明していました。
この様子を見ていて「私が不安な時に側にいて下さるだけでなく、実際に不安な私のために力を尽くして行動して下さる方がいるという事は、なんて心強く尊い事なんだろうか」と実感しました。
親鸞聖人はご和讃に「釈迦弥陀は慈悲の父母」とお示しになられましたが、お釈迦様や阿弥陀様はこの人生を歩んでいる私が極楽浄土に往きて仏と生まれるために、あらゆる手段を用いて私にはたらきかけ、育て上げて下さっておられる方です。
私がいつどんな時でもご一緒下さり、お念仏申すようお育て下さる仏様に感謝のこころでお念仏させて頂きたいです。
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