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真宗法語カレンダー 2024年2月 「念仏をはなれて仏もなく自分もない」

真宗法語カレンダー 2024年2月
 「念仏をはなれて仏もなく自分もない」

今月の真宗法語カレンダーは「念仏をはなれて仏もなく自分もない」という金子大栄先生のお言葉です。

この言葉は
「ご縁に遇わなければお念仏を申すはずのなかった私を、ずっと見捨てる事なくお念仏申す身に育て続けて下さる阿弥陀様がいらっしゃるからこそ、この私がいる」という事を示してくださっています。

南無阿弥陀仏のお念仏とは阿弥陀如来様そのものです。いまこうして仏様の前に座って、この私が手を合わせているのは阿弥陀様のおこころが届いている証拠なのです。

煩悩にまなこさえられて迷い苦しむ私を抱きとって下さり「このわたしにまかせよ、いつでもそばにいるぞ」と私にずっと呼び続け、招き続けて下さっています。その尊い仏様のおはたらきをお念仏を通してお聞かせ頂くのが浄土真宗のみ教えです。南無阿弥陀仏がこの私の口からでて、声となって至り届いて下さっています。

ですから「念仏をはなれて仏もなく自分もない」のです。

この私がどんな状況であっても、私の事を想い続けてくださり、「一緒にいるから安心してこの生きる道を歩んでおくれ」と願い続けてくださる阿弥陀様に報恩感謝の思いで南無阿弥陀仏のお念仏を申したいです。

サポート頂きましたお布施は全てみ教えををお伝えするための、日々のお寺の活動に還元させて頂きます。