PART.1 基礎理論 04音符(Notes)
音符:音の長さや高さを指示する記号
①単純音符
全音符(4/4拍子での4拍分)を基準とし、
その2等分割を続けてできる音符
②付点音符
単純音符の右上部に点の付けられた音符
元の音符の長さにその半分が加えられ1.5倍の長さとなる
③複付点音符
単純音符の右上部に2つの点が付けられた音符
元の音符の長さにその3/4が加えられ1.75倍の長さとなる
④連音符
単純音符を2、4、8、16、32、64など
2の倍数以外の数で分割した音符
3分割による3連符の使用が最も多く
2拍3連符、1拍3連符などと言われる
まれに付点音符を2等分、4等分した
2連符、4連符などが見られる
⑤装飾音符(Grace Note)
細かな奏法を指示する音符
通常の音符よりも小さな音符で示され、
グレース・ノートと言われている
小型音符にはドラム譜などでよく見られる
キュー・ノート(Cue Note)がある
※キュー・ノートは実際に演奏すべき音を示したものではなく
他のパートで演奏されている音符を参考のために記したもの
⑥音符の各部の名称と記譜
符幹は第3線より上なら符頭の左側から上に、
下なら符頭の右側から下へ付ける決まりがある
第3線上の音符についてはどちらでもよい
8分音符以下の短い音符は小節内でのリズムに応じて
連桁によってまとめられる
⑦音符の連結法
同じ高さの音を連結するには弧線(タイ/tie)によって結びつける
非常に短いものから、数小節に及ぶものもある