カーオーディオDIYサウンドアップテクニック
カーオーディオのサウンドに不満がある人は多いと思います。そんな方へ30年以上の実店舗での取付テクニックを公開いたします。
音質をアップするにはどうしたら良いのか?。単純にスピーカー交換しても音質は良くならないのです。なぜなんでしょうか。それはただスピーカーが別の物に変わっただけだからです。
ホームオーディオでも音質が良いと感じるには理由があります。しかし、車のスピーカーは限定されたところに取付されていて、更に相手は鉄板やプラスチックのかたまりの場所に付いているスピーカーは条件がとても悪い。
スピーカーはしっかりとして箱に入ってこそ鳴るものですが、音響的にはメカニズムが存在し、人の聴覚は意外と曖昧なのです。
カーオーディオではそんな悪い条件を如何に克服してサウンドアップするかがテクニックとして注目されています。
一般的にドアにスピーカーが付くのでドアの鉄板の共振を取り除く、(デッドニングと言う)制振材での補強やスピーカー取付方法が大事とされています。
又、サウンド調整も最近ではデジタルを使った方法もありますが、デジタルでねじ伏せる調整でなく、アナログ的に人の聴覚がどのように音を捉えるかを利用したスピーカーの取付方法のほうがもっと大事になります。
例えば、スピーカーが近いとスピーカーのダイレクトな音が人の耳に届き、ステレオでは近い方のスピーカーのダイレクトな音が届きます。これではステレオ感、音場感などが損なわれてしまいます。車のカーオーディオはスピーカーに非常に近いために、偏った音が聞く人に届きます。これが音を最大に悪くしてる理由です。それなら、スピーカーの距離を遠くなればステレオの音場感が得やすくなると思うでしょうが、車のスピーカーの位置が限定されている事が多いのでより難しくなります。
ではどのように解決すればよいのか?
人の耳の錯覚を利用する方法があります。
そのテクニックは次回へ