《みんなからの質問:No.95》 ピッキングが苦手です。何かアドバイスが欲しいです。
ギター博士いつもお世話になっております!
質問というかアドバイスが欲しいのですが右手(バッキングとピッキング)がとても苦手です。早い曲などを弾く際に本当はピッキングをしなければならないところをどうしてもハンマリングとプリングでにげてしまいます。また、カッティングをする際には右手が硬い?イメージがあります。果たしてこれらは手首が硬いからでしょうか、、?。なにかアドバイスがあれば教えて欲しいです。
いつも見てくださってありがとうございますじゃ!
ワシもテクニックがあるほうではないので(超絶的なテクニックは皆無…)、質問者様の悩みよくわかりますゾィ!
じゃが…解決策というより…もしかしたらもっと悩むことになるようなアナログな回答を…この令和の…民間人が宇宙に行けるこの時代にしてもいいですかのぅ…
・もっと場数(回数)こなしましょう!
じゃ!
なんやて…ハカセあんまりや…そんなん誰でもわかるワィ…ってなるじゃろ?けど…本当にそれを実現して練習してる人ってほとんどいないのでは?と思っています。もちろんテクニックの必要か不必要かは人によるので、自分のやりたいプレイができてるならそれでいいのは前提でな!
バッキングというのは数小節弾ければOKというわけでなく、1曲、1ステージ、リハ合わせれば丸1日、というように、体力と耐久力も必要になるのは想像できると思うんじゃな!
楽器演奏は芸術面だけではなく、運動面もかなり重要だとワシは感じています。
それを解決させるにはやはり時間をかけた練習は必要にはなってくるとは思います。
ワシ的にバッキング練習においてあまり効果的ではないかなと思うのが
『間違ったらすぐ止まるという練習』
じゃ…
止まって演奏をやめてしまうと、音楽的なリカバリー能力を養うことは難しいし、バッキング練習に大事な持久力も付きにくいです。
なので、仮に手がしんどくてハンマリング、プリングに逃げる時があったとしても、1曲丸々弾き通す練習は必ずして欲しいとは思います!
これは自宅練習においてはやれていない人多いと思いますゾィ!ワシもすぐ飽きてできないタイプじゃ(笑)!
え?どゆこと?とな?
ここからがワシのオススメ練習法じゃ!
もし可能であるなら
・スタジオの個人練習などで、音源を大音量で鳴らし、アンプもしっかり鳴らし、立って演奏して、止まらずに最後まで弾く練習
これを是非して欲しいと思います!
これは単純なテクニック以上に音を感じる練習にもなりますので!
そもそもスタジオで大音量で練習することこそが適音量というのは想像できますでしょうか?
自宅練習は音がかなり小さい状態であって、それに慣れてしまってるとスタジオで練習すると音デカ!と感じるかもしれませんが、それが普通の音量です。ステージではそれにマイクを立ててもっと大きくするわけですから。
そして音源も生ドラムと同じくらいの音量で流しながらスタジオで練習すると自宅練習では得られない何倍もの情報が染み込んでくると思いますじゃ!
そらもちろんバンド練習すればそもそも途中で止まれないし、失敗しても最後まで演奏しなければいけないし、バンドコントロールやアーティキュレーションの練習にもなるのでそらそれに越したことはないが、あくまで個人練習の範囲で回答させていただきます!
もちろん毎日は無理かもしれないが時々でいいので試して欲しいかなとは思っています!
野球で例えるなら、家で素振りしてるだけでなく時にはバッティングセンターに行く、みたいな?
そうすると、演奏運動能力がアップしていくと思いますので、体力や持久力、音楽のキャッチ能力も付いてくるとは思います。
悪いわけではないと思ってますが、自宅練習だけだといかにミニマムな練習かということもわかると思うんですよね。
どれだけ上達しても重箱の隅をつつくような細かい所まで気になりすぎてしまう恐れもあります…もちろん今の録音技術や動画が当たり前になった時代ではそれも大事なのかもしれませんが、やはり音楽表現として今できることでアウトプットすることも大事だとは思いますよ!
ちなみにワシは細かいミス多いし、独奏がめちゃめちゃ苦手やけど、なんならその克服のためにハカセやってる側面もあったりなかったり(笑)!
なので、もしまだやったことないなら、「スタジオで大音量での個人練習」試してみてください!
色んな発見あると思いますよ!
ご質問ありがとうございました!