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剱岳早月尾根
剱岳の一般ルートとして日本海を背にして登る早月尾根は標高差2239m距離7.3mを誇る北アルプス屈指の長大な尾根である。
ルート中、水場はなく給水ポイントは早月小屋の有料ペットボトルのみとなる。
もうひとつの一般ルートである別山尾根と比べれば遥かに登山者は少なく、静かな登山が楽しめる。日帰りする登山者やトレイルランナーも多いが、標高2200m地点にある早月小屋に宿泊すれば余裕のある素晴らしい景色を眺めながらの登山が楽しめるだろう。早月尾根は剱岳周辺では最も高山植物が豊富な尾根である。(花や樹木のことはよくわからないので、詳しい方に聞いてください)小屋からは富山の夜景が見事で、夏は富山各所で開催される花火大会を山の上からビール片手に見るのも個人的な楽しみ。小屋の目の前にある丸山からは小窓尾根、毛勝三山、赤谷山の見事な眺望が楽しめる。
早月小屋は水場がなく、天水でまかない、ミネラルウォーターを荷揚げしている。収容可能人数が少ない小屋なので必ず予約を入れて宿泊していただきたい。最近は予約の無断キャンセルが多いと聞く。貴重な資源を使って準備した食事を無駄にさせることは絶対あってはならない。
早月小屋は、昭和46年に「伝蔵小屋」として佐伯伝蔵さんが開設した。現在は伝蔵さんの長男で元富山県警山岳警備隊の佐伯謙一さんが管理運営されている。
今回は無雪期の早月尾根を紹介する。例年だと7月までは部分的に残雪があり、一般登山者が安心してアイゼン、ピッケルなしで登れる様になるのは8月に入ってからとなる。年によって差があるので事前に情報を確認して欲しい。
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