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東京さんぽ | アートな旅になりました
2024年の"たびはじめ"は東京です。
「そうだ!モネ展、見に行こう!」から始まった今回の旅。
1日目
モネ展@上野の森美術館
クロード・モネ、といえば、これまで”印象派” ”睡蓮”という言葉しか思いつきませんでした。
しかし「有名なものや話題になっているものは見に行ける時に見に行こう!」という夫の提案で、行ってきました上野の森美術館。
会場に入ると、はじめにデジタルで床に映し出された睡蓮の池を歩きます。
知っている絵の中を歩くので、ミーハーな気持ちで動画を撮りながら奥へ。
睡蓮の池を過ぎるとしばらくは撮影NGスペースです。
睡蓮しか知らなかったので当然ですが、印象派と呼ばれる前のモネの絵を初めて見ました。
1867年、万博が開催されたパリでルーヴル宮殿から見下ろして描いた絵などもあり、鹿児島で少し歴史を勉強している私からすると「薩摩の英国留学生がいた場所だ〜。」などという感想しかない。
西洋絵画は詳しくないため、はじめはこんな感想を持ちながら見ていましたが、幾つもの作品を見ていくうちに、柔らかくあたたかい色使いと水面に映る光の反射の美しさに目を奪われていきました。
また、”連作の情景”というサブタイトルがついたこの展覧会、異なる季節・時間・天候で同じ場所を描かれた作品も展示してあります。
私も毎日桜島を眺めていますが、条件が異なると違う表情を見せてくれる自然に趣を感じます。モネも同じように感じながら絵筆を走らせていたのでしょうか。
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最後に「睡蓮」で締めくくり。
これも連作になっているなんて知らなかった。全く意識したことがありませんでした。お恥ずかしい…。
実際には「薔薇の中の家」が最後に展示してあったのですが、初めて見た絵&撮影NGだったのでうろ覚えです。
実際に展覧会に来なければクロード・モネに興味を持つことも、作品を知ろうとすることもなかったと思うので、提案してくれた夫に感謝。
そして次の目的地、浅草へ。
浅草寺
今回のお宿はOMO3浅草にしたので、まずは荷物を預けてご近所さんぽ。
ここは何度か来ていますが、浅草といえば浅草寺。
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まずは所願成就の本堂へお参りしました。
叶えたい願いがたくさんあります。あまり欲張ってはいけませんが。
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本堂では修学旅行生を含め多くの人がお参りのために並んでいました。
ちなみに本堂内部は撮影禁止です。
次に商売繁盛・金運アップのご利益がある『銭塚地蔵堂』。
この春から私もフリーランスになるし、我が家は完全に自営業。
商売が繁盛しますように!!と念入りにお参りしました。
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お堂に祀られているカンカン地蔵。
像の前に置いてある石で石像をカンカンと軽く打ってからお祈りするとご利益があるらしいのですが、お参りの前の塩の奉納を忘れてました。
次回は塩の奉納を忘れずに。
そして少し戻って、いちばんお参りしたかった『六角堂』。
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都内でも特に古い木造建築のひとつらしい
『六角堂』のご本尊は「日限地蔵尊(ひぎりじぞうそん)」。
学業成就などのご利益があり、日数を決めて祈ると願いが叶うといわれているそうです。
私は「2024年全国通訳案内士試験の完全合格」を願いました。(悲願)
お参りの後は御朱印をいただくために影向堂へ。ご本尊と大黒天の両方を申し込み、御朱印帳を預け、番号札を持って呼ばれるのを待ちます。
影向堂は十二支の守り本尊がお祀りしてあるお堂。
卯年生まれ(私)の守り本尊は、悟りの智慧と困難を克服する智慧を授けることで幸せへの道筋を示してくださる、文殊菩薩様なのだそうです。
受験、頑張らねば!!
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御朱印を受け取り、次の目的地へ。
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仲見世を横目で通り越し、スカイツリーを目指します。
東京スカイツリー
お天気も良く暖かかったので、浅草寺からスカイツリーへは徒歩移動。
「どっちにいけばいいんだっけ?」の私の問いに、夫が一言「目的地(スカイツリー)は見えてるよ」。
そうでしたそうでした、遠くからも良く見える634メートルの塔。
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到着したら、展望デッキ・展望回廊へ。
前回スカイツリーを訪れたときは雨だったので、展望デッキへも回廊へも登らずじまいでした。
今回は天気も良かったので迷わず上へ。
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遠くにうっすらと富士山が見えました。
今まで飛行機からしか見たことがなかったので、富士山が見られてちょっと嬉しかったです。こんなに離れていても見えるなんて、さすが日本一の山!
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展望回廊には透明の床がはめ込んである場所がありました。
ガラスは分厚いのだろうけど、私は怖がりなのでガラスの上を歩くことはできず。足を少し乗せるだけで満足。
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トップの写真は、展望回廊から見たスカイツリーの影。
この後は堀内果実園というお店で甘いフルーツおしるこをいただいて、また浅草に戻りました。
遠目でも絵になるスカイツリー。
お宿から素敵な姿を見ることができました。(OMO滞在記は次の記事で)
2日目
翌日。こちらも以前から行ってみたかった『すみだ北斎美術館』へ。
すみだ北斎美術館
特に「北斎ブルー」と呼ばれるベロ藍の色合いが好きで、北斎の浮世絵に興味を持っていました。
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面白かったのは絵のお手本。
変顔したオッサンの絵など、思わずクスッと笑ってしまう絵も多々あります。
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企画展示「北斎サムライ画伝」も見ましたが、常設展示だけでも十分堪能できる美術館でした。むしろ常設展示が面白かった。また行きたい。
そして次の目的地、豊洲へ。
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チームラボプラネッツTOKYO
チームラボは5年前に京都の下鴨神社で見たことがありますが、その時は光の展示を見ただけでしたが、今回は全身でアートを体感!
入館する前に驚いたのは、観覧客のほとんどが外国人観光客ということ。
人気スポットなのかと調べてみたら、訪日外国人の約10人に1人がここを訪れているそうです。
スタッフの皆さんも、日本語よりも英語で声がけしていました。
自然とそうなりますね…。
まず靴を脱いで荷物と一緒にロッカーにしまい、さらに靴下も脱いで中へ進みます。
なぜなら、水の中を歩く廊下や部屋があるから。
裸足で暗闇を歩くと、身体全体でその空間を感じている気がしました。
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ここでは、スマホアプリを利用して選んだ星を投げ入れる(スマホの画面をスワイプする)と、光の色や模様が変わります。
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光の鯉が泳く、広くて浅いプールのような水の中を歩きます。
ときどき立ち止まり、俊敏に動く鯉を目で追ってしまう。楽しい。
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チームラボといえばこのバルーン。
これ、叩いたりして衝撃を与えると色が変わるのです。
それを知ると…やっぱりポンポンと叩いてしまいます。
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この部屋では床に寝転んで天井を眺めます。
天井に映し出される四季の花々。とにかく綺麗!
みんなが美しい映像に集中しているせいか、すぐ近くに知らない人が寝転んでいても全然気にならない。これも不思議な体験でした。
そして最後に、不思議な庭。
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天井から吊り下げられた沢山の花を、ここでも寝転んで下から眺めます。
ここまであっという間の1時間。
時間があればもう一周したいくらいでした。
公式ページによると、”チームラボプラネッツは、アートコレクティブ・チームラボによる4つの巨大な作品空間と、2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園 」”だそうです。
さらに、”はだしとなって、他者と共に身体ごと巨大な作品に没入し、身体によって作品は変化し、身体と作品との境界の認識は曖昧なものとなる。作品は、他者の身体によっても変化し、作品と他者との境界も曖昧なものとなり、身体は作品と、そして他者と連続的になる。”と。
確かに、作品の中に自分も入り込み、同じ空間にいる人たちと一緒に作品を楽しんでいるような、そんな気分になっていました。
チームラボプラネッツに行くことは前日に決めたけど、行って良かった!
今回の旅は、アートを軸に楽しんだ二日間。
知らないことを見たり聞いたり体験することは、全てが自分の財産になると思っています。フリーランスで働き始める今年の”たびはじめ”に相応しい旅でした。
お宿については次回の記事で。