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はじめての東北旅|平泉編
note書き初め、そして久しぶりの投稿です。
昨年11月、世界遺産を巡る東京発着1泊2日岩手の旅へ出かけました。
初めての東北、初めての団体ツアー参加です。
1日目は東京駅から一ノ関駅まで新幹線移動。
鹿児島在住の私にとって、東北はとてつもなく遠い地のイメージでしたが、東京から新幹線で3時間かからずに行けるんですね〜、羨ましい。初めて乗る東北新幹線、窓の外の景色とGoogleマップを見比べて現在地を確認するのが楽しかったです♪
一ノ関駅では観光バスがお出迎え。バスガイドさんの説明を聞きながら、「中尊寺」へ向かいます。
中尊寺
中尊寺といえば「金色堂」。
奥州藤原氏の初代清衡が、敵味方に関わらず、戦によって命を落とした全ての人を弔うために建立したお寺だそうです。藤原清衡については、前九年の役・後三年の役を勉強した時に”大変な経験をした人”という印象がありましたが、平和な世をつくることを心から望んでいたのですね。
金色堂は覆堂によって保護されているので、中に入る前はこんな感じ。
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内部は写真撮影NGなので公式サイトから写真をお借りしました。
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間近に見ることはできませんが、ふんだんに使われた金箔や細かい螺鈿細工の装飾が凄いです!極楽浄土ってゴージャスな感じなのかな。
金色堂を見た後は、讃衡蔵(宝物館)を見学したり周囲を自由に散策。
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「 五月雨の ふり残してや 光堂 」
奥州を旅した松尾芭蕉が金色堂を見て詠んだ歌だそうです。金色堂の近くに松尾芭蕉の銅像がありました。
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この日は割と暖かかったのですが、鹿児島ではまだ紅葉を見かけない時期だったので、色づいたもみじを見て少しテンションあがりました。実際、SNSに紅葉の写真を載せたら「もう紅葉してる〜!」と友人からのコメント。
散策後はレストハウスで自由食。
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バスガイドさんが「ぜひ餅を食べてね!」とかなり推していたので、お蕎麦とずんだ餅のセットにしました。餅がけっこう大きくてひとつ夫にあげましたが、美味しかったので機会があればまた食べたい!
毛越寺
次の目的地は「毛越寺」。
毛越寺は平安時代に慈覚大師円仁が建立した嘉祥寺が起こりとされていて、その後、奥州藤原氏の二代基衡と三代秀衡の時代に多くの伽藍(寺院の建物)が造られたそうです。
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「南大門」の礎石。それはそれは大きな建物だったのでしょう。
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「 夏草や 兵どもが 夢の跡 」
ここには松尾芭蕉が詠んだこの句を新渡戸稲造が英訳して書いた句碑がありました。これを見ながら、この土地で栄え、滅びた兵(つわもの)たちを想像すると切なくなります。
バスガイドさんから庭園の概要を聞いた後は自由散策。時間もたっぷりあったので、中心にある「大泉が池」をぐるりと一周することにしました。
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散策の前に本堂でお参り。
撮影グッズがあったのでお参り後に記念撮影してみました。
そして、散策スタート!
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曇り空でしたが、空気が程よく冷たくて歩くのにちょうどいい気候。
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毎年「曲水の宴」が行われることで知られている「遣水(やりみず)」。池に水を引き入れるための水路ですが、こちらは平安時代の遺構で全国的にも珍しいものなのだそうです。
池を一周する途中には、お寺の跡地などの大きな礎石をいくつも見かけました。また、伽藍が建っている頃の毛越寺を描いた絵図には、この広い池で船遊びをしてる様子の船も見られ、なんとも優雅な場所だったのだろうと思います。
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できることならいろんな季節に訪れてみたい、心落ち着く素敵な庭園でした。
これにて1日目の旅程終了です。ここからバスで花巻温泉のお宿へ向かいました(17時頃には辺りがすっかり暗くなり驚いた九州人でした)。
釜石編へ続きます。