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雨対策って、カッパ以外にもあるの? その2
賛否両論、その使い方では色々意見の分かれる山での傘使用ですが…
とりあえず、持っているととっても助かります!
なので、軽量の折り畳み傘は持って行くのがおススメ。
まずは、おススメの利用シーンから
おだやかな場所での休憩時
お弁当はもちろん、パンやおにぎりをちょっと食べたりする時も、カラダはレインウェアで守られていても、手元は雨でどんどん濡れていきます。
うまく屋根のある場所が見つかれば良いですが、そう言う場所が見つからないような時は、お弁当がどんどん水浸しに。
行動食も、濡れたら美味しくないですよね。
そんな時、風の無い場所でなら傘を広げると快適です。
広い穏やかな登山道
最近のレインウェアは高機能で快適にはなっていますが、やっぱり夏は暑い!
勾配がゆるく、広くて歩きやすい道であれば、ジャケットを脱いで傘をさせば涼しく歩けます。
小屋やテント場で
小屋からちょっと屋外のトイレへ行く時、テント場でちょっと外へ出る時など、レインウェアを着るほどにもないけどそのままでは濡れてしまいそうと言う時に便利です。
晴れた日にも
日差しが強すぎて体調不良になりそうな時、晴雨兼用傘はもちろん、雨用のものでも、少し影を作るだけでも随分違います。
こんな時は傘使用NG!
風が強いとき
これはもちろんですが、風の強いときはとっても危険。
山の風はテントも吹き飛ばすほど強いので、傘が壊れる、飛ばされるなどのトラブルは、自分の力では抑えることができません。
さらに、壊れた傘で自分や周辺の人がケガをしたり、飛ばされた傘が他の事故を引き起こすことも。
そして、飛ばされた傘はゴミとなり、環境破壊にもつながります。
足元が安定しない登山道
岩場や急こう配など、片手が傘でふさがっていると急な対応ができず危険です。
また、風で煽られてバランスを崩すなど、事故にもつながりますのでやめましょう。
狭い登山道
木々が茂る道では傘が枝に引っかかってバランスを崩すなど、危険です。
また、両側に障害物がない道でも、すれ違いなどで他の登山者の迷惑になりますのでやめましょう。
人が多い場所
小屋周辺の穏やかな場所でも、人がいっぱい居る場所ではやめておきましょう。
自分が思っている以上に、周囲から見ると気になるもの。
知らず知らず迷惑を掛けている場合が多いで、気を付けましょう。
以前、富士山の吉田ルートで日傘をさしている方を見かけました。
富士山はゴツゴツした岩が多く、ちょっと転んでも大きなケガになることがあります。
周りの人は傘を避けて歩きにくそうでしたが、使っているご本人は全く気付いておられないご様子でした。
傘って意外と大きいですから、足元の悪い登山道を歩きながら先端まで気を遣うのって、難しいですよね。
使う場所に気を付けて、上手に使いましょうね。