本城直季 (un)real utopia 東京都写真美術館 3/19〜5/15
現在、写真美術館では「はこだて展」「コレクション展」「本城直季展」の3つが開催されている。
とりあえず先に「はこだて展」「コレクション展」を見つつ、今回見たかった「本城直季展」へ。
特徴はなんと言ってもミニチュアのような写真。
だが、作者の言葉を借りると「実在と虚構のあいだ」だと。
人を俯瞰し、街を俯瞰し、自然を俯瞰する。
人形のように見えて、人間。
ジオラマのように見えて、実在の街そして自然。
一度、世界を物として手放し、そして現実として取り戻す。
写真に映し出された意味が二重三重になって響いてくる。
震災直後の作品もまた然り。
見流すのではなく、考えさせられる。
おすすめです。