DOMANI・明日展 国立新美術館 1/30~3/7
ここ2,3日暖かいので美術館がてらサイクリング。
DOMANI・明日展は毎年行われている新進作家展。
オンラインもあるみたいだけど見てない。
今回は9組。
春木麻衣子は以前から印象に残っていた。
気になった作家を何人か。
<利部志穂>
手掛かりがなさすぎてわからない。
紹介文にも詩が書いてあってシュールすぎる。
マジでなんなんだよ!ってなる。
でもまあ、それでもいいんだけど。
本人にも学芸員にも確実に意味がある。
その辺に転がっている空き缶とは違う。
自分がまったくわからないものを見るのもあまり感じたことのない気持ちになるから新鮮。
人間は不思議。
<大田黒衣美>
猫がジッとしている(寝ている?)間だけ、存在する作品。
猫をカンヴァスとしてガムを使って描いている。
すぐになくなってしまう儚さがいい。
「天才たちの頭の中」という映画でアイ・ウェイウェイが「挑発的要素があるから芸術。そうでなければ装飾だ。」という名言を吐いていたのを思い出した。
<春袴田京太朗>
これはおもしろい!
見えていないのに見えることを想像させる。
人間の当たり前に在る、無い、ということを突きつけてくる。
そこにはすべてが在って、何も無いのかもしれない。
<春木麻衣子>
モノクロではない。ほんのり淡い。
黒い部分には惑星が合成されている。見えない世界には宇宙が存在しているのかな。
絨毯に凸凹がある。
動くと足に鬱陶しくまとわりついてくる。
すんなり進めない出来事の裏には光の影のように何か潜んでいるのかもしれない。
他もかなりシュールなものが多くて、いつもと違うことを考えたい日にはぜひどうぞ。
図録の表紙は何種類もあって気合い入っている。
アンケートを書くとマスクをくれた。