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やなぎみわ展 神話機械  静岡県立美術館  12/10〜2/24

やなぎみわ。名前は知っていたが、作品をしっかりと見たことはなかった。
今回の「神話機械」は東京には来ないようなので、帰京のついでに静岡に寄って見ることにした。

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彼女の作品はどれも物語性をもち、生と死を強く感じさせるものばかりだった。


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最初に展示されているものは機械にある物語を演じさせると推測されるが、時間が合わなくて肝心の演技が行われていなく、すごく残念。たぶん一日3回上演だった気がする。



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映像作品では、後から展示されている桃の木を題材とした古事記の神話、イザナミとイザナギの物語が緊迫感をもって作られている。



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フェアリー・テールと題されたこのシリーズは例えば、赤ずきん、マッチ売りの少女などの一場面を少女と老婆を入れ替え、一人の人間の無垢な部分とずる賢い部分が見え隠れするとても興味深い作品になっていた。
同じ人間の秘めたる部分が誰しもある。そんなことを暗示しているのだろうか。



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このマイ・グランドマザーズというシリーズで僕は彼女のことをうっすら知っていたが、50年後の理想の自分を募集し、再現するというコンセプトのようだった。
結構ワイルドなお婆ちゃんが多くて、みんな静かに余生を過ごすのではなく今の延長線上または、叶えられなかった自分を50年後に投影しているのが意外だった。
50年後のために今から準備にとりかからないとね。



楽しくなるとか癒されるということはないが、人間の内面や生と死を、老いを見つめるのにはとてもいいのかもしれない。

静岡県立美術館にはロダン館というのが奥にあって「考える人」や「地獄の門」などの複製の彫刻が多数置かれている。彫刻好きにはおすすめ。

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一部画像は以下より引用

静岡県立美術館
http://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/exhibition/detail/57

OutermostNAGOYA
https://www.outermosterm.com/miwa-yanagi-myth-machines-shizuoka-prefectural-museum-of-art/

高松市美術館
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/event/exhibitions/exhibitions/ex/ex_20190202.html

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