リモートワークの世界はオフィス家賃と交通費とアレが必要ないことに気づいて目からウロコポロリ
今日はぼくがランチのスペシャリストとしてサブレギュラー出演しているLiLiCoさんと稲葉友さんがMCのJ-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」でオススメのテイクアウト弁当を紹介しました。
家から電話でリモート生出演という、初めての体験。
ある程度のことはリモートでできちゃうんだな〜と実感しました。
4月の頭からもう1ヶ月くらいオフィスで仕事していなくて、家でリモートワークなんですが、誰もいないのにオフィスの家賃はかかっているという切なさ。
もしリモートワークが普通の働き方という世の中になったら、オフィスが必要なくなるから家賃払わなくていいのか…と考えていたら、ほとんど移動もしないから交通費もかからないのか…仕事の人と会わないでZOOMなどのテレカン打ち合わせだと初めて会う人とは名刺交換ができないのか…ということは、名刺という物体が必要なくなるんですね。
目からウロコポロリ
コロナ前に聞いた話ですが、知り合いが20代の女性社長と仕事をすることになり名刺を渡そうとしたら、「名刺もらっても捨てちゃうんで、メールもらえれば大丈夫なんで」と言われたそうです。
そもそもリモートワークとか関係なくそういう時代なのか。。。
ハンコと同じ存在なのか。。。
でも、でも、でも、やっぱり人には会いたいし、初めて会った人が、喜んでくれるものなら名刺はあっても良いんじゃないのか。
自分の歴代の名刺はカミソリの刃のようにギラッギラなのですが、名刺交換をした人が驚いて、そのあと覚えていてくれるのが嬉しいんですよね。
実は、ぼくが大学や広告の学校で授業をやる時に、十数年前から新発想名刺という課題を出しているほど、名刺が好きなんです。
この課題は、いくらデザインがカッコ良くても新発想でないと点数は低いのです。
2009年に「『発想スイッチ』で脳を切りかえる ファストアイデア25」というアイデアを出しやすい脳にするというテーマの本を出版しました。
その中に新発想名刺の課題の際に授業でもやっている「ひとりブレストシート」という、通常大人数でやるブレストを1人でやる方法を書いています。
詳しく知りたい方は本を読んでもらいたいですが、ここでは簡単にやり方を紹介します。
STEP1
まず、名刺から考えられる事柄を8つに分類します。例えば「形状」「素材」「目的」「渡し方」「類似」「関連」「ネガティブ」「イメージ」などです。
分類した事柄に対して思いつくワードを思いつくまま黒いペンで書き出します。通常のブレストの初期段階のように、間違っているかも?とか考えずにバンバン書いていきます。
STEP2
次は、その下に赤いペンでさらに思いついたワードを書きます。
STEP3
さらに赤いペンで関連があったり、逆の意味だったりするワードに丸をつけて結びつけていきます。
STEP4
最後に青いペンで、STEP3で関連付けたものから新発想名刺になりそうなものを引き出して簡単な絵で描きます。
その中から、新しいと思うものを具体的なカタチにしていくのです。
ここで、今までに出た新発想名刺の優秀作品をお見せします。
【名刺の渡し方の応用の新発想】
【名刺のサイズ感の新発想】
【覚えてもらうための新発想】
【時代性を持たせる新発想】
(2009年頃はまだスマホが一般的ではなかったのでガラケーです)
このような新発想の名刺を持つと、絶対に誰かに渡したくなります。
渡した人の反応が楽しみで仕方なくなります。
やっぱり名刺は無くなってほしくないですね。
みなさんも、ぜひ新発想名刺を作ってみてください。