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信号機を作らせた・・・話
数十年前の今日、交通事故に遭った( ゚Д゚)
当時小学4年生のわたしは、5時半からのそろばん塾に遅れてしまう~と、急いで自転車をこいでいた
信号のない交差点で右側道を走っていたわたしは、壁の向こうから左折してくる車に気づかずに横断、そこで走り出して曲がってきた車にはねられた
急ブレーキと眩しいライトを横目に、わたしは
わぁ・・・「太陽にほえろ」みた~い(*'▽')
と、のんきに自転車ごと軽く宙に浮いていた
なんというか、一瞬UFOに持ち上げられたのか?という感覚
持ち上げられた経験はないけど・・・
ガシャン・・・と、当然のように倒れてなにが起こったのか解らずに、でもそろばん塾に急ぎたいわたしは体勢を立て直してさっさとその場を去ろうとした。のに!
運転手が下りて来た(いや、当然の行為なのだが、めんどくさいと思った)
「お嬢ちゃん大丈夫?」と言いながら、若い(?)運転手は体のあちこちを触る。気持ち悪いなぁ・・・って思いながら冷静になり、
あれ? ココは泣いた方がいいのか?
と思ったわたしは、女優さながらに大粒の涙を流しながら泣いてみた
(子どもの頃のわたしは都合よく泣くことができる特技があった)
なにを考えていたのか、当時いろいろやらかしていたやんちゃなわたしは「泣けば許してもらえる」と変な勘違いをしていたのだ
でも泣いたら余計に運転手は慌てたのだろう、わたしの家に行くという
いやいやいやいや、そろばん塾に遅れちゃうんだって
とか思いながらも仕方なく、数100mと離れていない自宅に連れて帰った
そこからがまた話が長くて、「病院に行こう」だの「怪我はないか」だの、とにかくそろばん塾から遠ざかることをしてくれる。結局その日は遅刻してそろばん塾に行ったのだった。なんだかすごく損した気分だった
翌日学校に行くと、どこから話が漏れたのか(この思考もおかしい・笑)、先生に前日のことがばれていた
ばれていた・・・とするには、当時のわたしはわりと叱られることが多かったため、車にぶつかったことで怒られると思ったのだ。そう、あほな小学生は「車にはねられた=事件」ではなく、「車にぶつかる(ような)⇒悪いことをした」と思ったのだ
黒板に「どういう状況でどのように遭遇したのか」という図を描き、それはそれは丁寧に説明しましたよ。怒られると思って
そしたら先生、怒りもせず(あたりまえだけど)、「病院行きなさい」っていうから、傷もないのに病院に行きました
ぶつかったのは右側の足の付け根当たりだったけど、倒れて道路に打ち付けた左側の太ももの上の方に黒ずみがありました。「あぁそう、怪我してたわ」ってその程度だったんだけどね
だっていつまで経っても「怒られる」恐怖しかなかったから、それがどれだけ大変なことで、「無傷で済んでよかったね」的な交通事故扱いされるなんてち~っとも思わなかったんだもの
そう、あとで知ったの。これがテレビでよく言う「交通事故」の一種だって
そんなわけで、
田舎のなんてことない、なんとか街道の信号機のない交差点は、信号機のある交差点になりました・・・
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