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ヌマ

そこにいては行けないと知りながら
そこから抜け出すことが出来なかった

懐柔されていた訳では無い
そこにいることには自由意志だ
居心地が良かったのかもしれない

そこにいる人たちはみな、自信に満ち溢れ
失敗を恐れない前衛的な集まりだった
だから勘違いしたのかもしれない
自分にも可能性はあると・・・・

そこにいては行けないと感じるのは
他人に話をすると警戒されてしまうからだった

そこにいる人たちはみな、堂々としているのに
活動そのものは何故か
コソコソしているように見えたのだ

悪いことはしていない
だけど、だけどみんながやっていることでは無い
・・・・ということなのだ

誰でも新しいことを始める時は警戒する
新しい試みは、えてして変人扱いされる
10年後の自分に問いかけてみて

その時、前向きだと思っていたそれらの言葉が
自分を引き止める言葉だったのかと気づいた

人は放置されれば追いかけ、終われれば逃げる
そして受け入れられても逃げるのだ

そもそも、そこにいては行けないと思う場所なのだ
そこに受け入れられるという選択肢は、初めからない
ならば冷やかしだったのか、いいや憧れだったのだ

一度でも注目されたい
誰かに頼られたい
ひとりでなしとげたい

それらがそこにはあるような気がしていた
ただただ楽しかった
それだけでもよかった
でも、そういう訳には行かない場所なのだ


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たゆ・たうひと
いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです