餅つき:実践
そんな時期がやってまいりました
去年に引き続き、備忘録的に記録していきたいと思います
昨年同様、80歳を数える母をうまいこと説き伏せて手伝ってもらおうと画策しておりましたが思わぬ予定が舞い込み、我が家に滞在していたにもかかわらずとんぼ返りすることに・・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
これには参りました。去年危惧していた通りわたしひとりで餅つきを仕切らなければならなくなってしまった。そんなわけで餅つき当日まで気持ちが落ち着かずにそわそわそわそわとしていたわたしです
それでも今年の参加者は去年よりも少なく30名ということで、それならなんとか時間配分その他なんとかなるかしら~と高をくくっておりましたが、どうやら材料は去年と同じ分量だけ用意され、同じ量を作るとのこと。どうも残りはお土産用になるのだそうで、こちらも覚悟してかからねばと気合を入れて挑んだ当日でした
去年記録できなかった分の写真を意識しつつ、作業開始です
今年はひとりということもあり、重複部分も含めてあらためておさらいしていきたいと思います
1. もち米を2キロずつ、ざっと洗ってひたひたの水に3時間程度つけおきます。今年も大きめのボウルで対応
2.お雑煮、汁粉の仕込みをしておきます
:お雑煮…寸胴(27リットル用)に水を入れ、ネギの青い部分と鶏ガラを入れて煮立たせ、灰汁を取る。これを均等に3つの鍋に分けます。3つに分ける理由は、寸胴のままだと持ち運びが危険ということと、温め直しの為
今年の鶏ガラは大変立派で結構身がついていたので、解し甲斐がありました
野菜のほとんどは会の方の畑で採れたもので、今年のネギはとても細かかったのでこんな感じになってます
:引き上げた鶏ガラは食べれるところをフォークなどでそぎ、別で用意した鶏肉(ひと口大)、扇形にカットした大根、油揚げをそれぞれ3つに分け、出汁醤油で味をつけていきます
3. お汁粉用はしゃばしゃばになるよう、火にかけながら水で溶いておきます
去年もそうだったのですが、お汁粉に関係のない野菜もちらほらとみられ、かと思えばまるでそれは最初からメニューに組み込まれていたかのように存在し・・・・
4. 雑煮のお湯が沸騰する間、にんじんのしりしり、いももちの仕込みが加わります。もち米の冷やし時間内に、5~6キロのじゃがいもの皮を剥き、ゆで、潰し、具を詰めてホットプレートに並べる。⇐までを手早くこなします
5. その他の仕込み
:磯辺用の醤油はバットに出すだけ
:辛味餅の冷凍大根おろしは前の晩から解凍し、当日キッチンペーパーを引いたざるにて水切りをしておきます。餅が出来上がるころ醤油を足して仕上げます
:きな粉は味を見ながら砂糖、塩を混ぜてバットに広げておく
:ネギ餅用にネギを縦4等分にして刻んでおきます。こちらも餅が出来上がる頃に鰹節と醤油を混ぜます
6. もち米をふかします。蒸かし鍋の下にお湯を張り沸騰させておく。濡れた布を引いた鍋をのせます。アルミホイルが巻かれているのは、隙間から蒸気が逃げないようにする為
:写真はたゆ実家の数十年の年季の入った蒸かし鍋と餅つき機でございます。今年は余裕をもって写真を撮りました
7. 水切りしたもち米を静かに入れ、全体が蒸けるように真ん中にくぼみを作ります(上記写真左側)。蓋をして30分、タイマーを掛けて待ちます
8. 箸をさして下の方までしっかりと蒸けているかを確認し、出来ていれば餅つき機でついて行きます(上記写真右側)
だいたい15分。つきあがったら手酌でまわりに少量の水を回し、これまた回ったまま素早くひきあげます。機械を止めてから引き揚げてもいいのですが、中央で回ってる部分に餅が残る場合もあるので、可能なら止めずに引き上げる。引き上げたあとは、機械の表面を軽く拭いておきます
:2キロずつ、合計3回、もち米を蒸かしてついて行くのですが、なんと2回目の時点で蒸け上がらない箇所が出来てしまい・・・・
そのまま放置して蒸けあがるのを待とうかとも思いましたが、母に電話をしましたら、鍋から一旦もち米を引き上げ、かくはんしたのちにもう一度同じ手順を繰り返すとの指示をいただきましたのでその通りに致しました
放置しなくてよかった~ (´▽`) ホッ
気を取り直して作業再開
ここからは人員も要します
9. 引き上げたあとは水の中に餅を入れ、即座に丸めていきます。磯辺、きな粉、辛味、ネギ…とそれぞれ準備しておいたバットにちぎっては入れ、ちぎっては入れして、それぞれをまぶして手早く仕上げつつ、硬くならないようラップをしておきます
:通例だときな粉やその他の仕込みをしてから最後にお汁粉用の小さい餅を作っていましたが、それだと先に仕込んだ餅が固くなってしまうとの意見から、まず汁粉、雑煮用の餅を人数分作ることにしました(下記写真左下)
:軍手をして餅をちぎっているのがわたしです。餅を引き上げたあと、次のもち米を蒸かしている間に、ちぎっては入れちぎっては入れし、手早く仕上げていきます
10. 一連の作業の間に会場づくりも始めます。子ども席の下には万が一こぼしてしまったとき用にブルーシートを引いて、施設を汚さない工夫もなされます(下記写真上)
11. 開始1時間前くらいにホットプレートに火を入れ、いももちを焼いていき、出来上がったらいったん火を止めて、開始前に保温状態にしておきます(上記写真中)
:通年は席を立たなくてもいいように個々にひと種類ずつお皿に盛り、お雑煮とお汁粉を順番に取り分けてもらうという形でしたが、人数も増えたし子どもたちも大きくなってきたので、お雑煮とお汁粉以外はバイキング形式で好きなものを取り分けるという形になりました(上記写真下)
12. それぞれのお餅が入ったバットを会場に運び設置。今年はいももちののったホットプレートも!⇐ 保温で設置
この形、学校の給食の時間を思い出します(上記写真左)
13. お雑煮とお汁粉は、小さく丸められたお餅(9参照)を2~3個入れて汁を入れるという感じ(上記写真右上)。お椀によそられた仕上がりの写真も撮っておくべきだったか・・・・反省
そんな感じで準備は終了~
今年は餅がつきあがるまでをひとりで仕切っていたわりに、去年の記録があるおかげか意外と余裕で写真を撮ることが出来ました。それもこれも他のお母さん方の協力あってのこと。歳を重ねるごとにわたしたちも要領がよくなってきてるみたい ( *´艸`)
思わぬ予定変更から母不在のもと途中トラブルはありましたが、なんとか無事にお汁粉会を開催することが出来ました! これはひとり立ちといってもいいのではないでしょうか笑 来年から母に「行かなくてもいいよね」と言われてしまいそう。でもね、まだまだ餅切りは母のように手早くはいかないのよね。要改善とはいえ、これは慣れていくしかないのでしょう
わたしは見かけによらずプレッシャーに弱いので前の晩から不安で仕方がなかったのですが、プレッシャーに弱い以上に見栄っ張りなので、本音はもうへっとへとではありましたが「なんてことない」顔をしてこなしました
でもみんなでワイワイとやるのはやっぱり楽しいし「美味しい」と言ってもらえるのがなによりの御褒美なのです
今年は調理班にひとり、男性の先生が加わってくれたおかげで、サクサクと動いてくれる頼もしいお手伝いにとても助けられました
なにより「お汁粉会」なのに、いちばん人気は「いももち」でした笑
今年もまた別なおかあさんにレシピを聞かれたので、こっそりnoteのアドレスを教えちゃいました ⇐ べつにこそこそすることもないのだが、ちょっと気恥ずかしくて・・・・
鶏ガラから作るお雑煮の汁は今年も大変好評で、残った汁はそれを待っていたかのようにみな、持参した鍋やタッパーに詰めて持ち帰りました。これも作る側からすれば嬉しいご褒美ねっ♬
来年もまたこの記録を以て「お汁粉会」に挑みたいと思います!
長々とお付き合いありがとうございました