母懺悔
その日はわたしが出掛けたあとに息子もすぐ出掛けるというので、むーちょは小屋の中にいた
ところが、思いのほか早く用事の済んだわたしは、ついでに「車を出せる」ということで息子にLINE、むーちょを連れて通りまで出てくるように
無事にひとりといっぴきをひろって駅まで送り届けた
帰宅後なんの問題もなくその日を過ごした
夜になり、今度は娘のお迎えに・・・・
もちろんむーちょも一緒に駅に向かい、帰りにスーパーによってその日の買い物を済ませた
夕飯を済ませ、息子の連絡を待っていた
むーちょの様子がおかしい…
ご飯は食べた。デザートのキャベツも食べた。なのにあとを追いかけてきては「ふんふん…」する。ソファに座ると、いつもなら飛び乗ってくるのに、それでも座り込んで「ふんふん…」する
どうしたの?
「もしかして!?」
振り返って小屋を見た!
小屋の扉が閉まっていて、扉の前にぬんちが・・・・!
きゃ~むーちょ、ごめ~ん(ノД`)・゜・。
ずっとトイレには入れてなかった
息子はむーちょを連れ出す際、小屋の扉を開けずに抱きかかえたらしい
いつもなら帰ってきてからトイレを確認するのに、その日は見なかった。そして、小屋の扉はいつも開け放されているため疑わなかった
扉を開けてやると、むーちょは勇んでトイレに向かった。クルクル回り、チャチャっと済ませては水を飲み、クルクル回って、さらに水! 水、水、水!
どれだけ喉が渇いていたことか…
お昼に帰ってからずっと水を飲めないどころか、トイレも締め切り状態で、難儀したことでしょう。もう、もう、もう!( `ー´)ノ なんて飼い主なの!
ずっと我慢させちゃったぁぁぁぁ
挙句にいつもならオイタするところ、とりあえず拾ってかたずけられるものは我慢できなかったみたいだけれど、我慢に我慢を重ねて「ふんふん…」とずっと訴えていたのね、ごめんなさい
出先から帰ったらまずトイレに向かう。人間だってそうなのに、言葉のないちいちゃな体に無理させてしまった。ちゃんと確認しなきゃね