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うたかたの…

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短編…より短いかな。小話かな 詩…とか、心のささやきとか
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#夢

神秘

ここ数日眠れない夜が続いていて 朝目覚める時には、 目を開けた瞬間から頭が痛い あぁ、今日も頭痛がするのかしら まどろみの中でそんなことを考えていたら 見知らぬだれかが わたしの中のどこかの部屋で こうするとスッキリ起きれるのよと云った 彼女はその部屋の中でちょこちょこと動き、 まるでなにがあるか知っているかのようにして なにかを片付けた そこで目が覚めた ぱちくりと目を開けた 漫画かなにかのワンシーンのように、 まさにパチクリと目を開けたのだ どうせまたいつもの

待ち時間のエチュード5

彼はわたしたち夫婦の恩師・・・・ 今日はふたりでランチ。 最近そんな時間が増えた。 高校時代に付き合っていたわたしたち夫婦は、進学や就職で気持ちが離れてしまっても、お互い恩師との連絡だけは欠かさずにいた。わたしたちはそれぞれ恩師に、自分の悩みや身の上の相談をしていたのだ。ゆえになんとなくではあるが、間接的にお互いの状況は把握していた。 それが功を奏したのか、同窓会で再会し結婚するまでに至った。だが、同窓会で再会していなければ、もしかしたら結婚はしていなかったかもしれない

温泉に行きたい

なんというか・・・・ うつつを離れて、過去にタイムスリップしたような場所がいい 見える景色は自然だけ、もしくは霧に包まれた空間でもいい 江戸時代にあった恋物語なんかを肴に、お酒を一杯 前世が絡んだ自分の物語を紡ぎだしちゃったりなんかして 時代設定を江戸に、恋愛、あぁ素敵ね 前世を引きづった身分制度の恋を現在でやり直すような でも、花魁ではなく下町の町娘の雰囲気で 温泉で溺れてしまいそう・・・・

わたしは地球、あなたは宇宙

そんな風に愛されたい わたしの居場所はずっとここなの 大きなあなたに抱かれたゆたう わたしは地球、あなたは宇宙 なにが起きても安心ね わたしはずっとここにいる 大きなあなたに守られたゆたう わたしは地球、あなたは宇宙 そんな風に愛されたい そんな風に眠りたい そんな風に愛したい