シェア
夜、そわそわする なにか、予感のようなものを感じて どこかに行きたくてそわそわする だれかに逢いたくてそわそわする 化粧をしてみる 誰かが来た時のために、お気に入りの服を用意して 鏡に向かってそわそわしている そんな夢を見る 窓を開ける 窓を開けて、車の音に耳を傾け、電話の音に耳を澄まし、鏡を見る そわそわしている…けれど、誰も来ないし、電話もならない 雨なんか降っていると、もっとワクワクする 屋根を叩くしずくの音が足音に聞こえてくる ベッドの中でいちいちビクビクしてい
ケンカした でもケンカにならない ケンカにならないから、イライラする だから、悪いのはいつもわめいてるあたし 落ち込む前に、反撃して見せろよ 困らせたくないのに そう思っていても、 無理なことは言えないと解っていても、 抑えきれないわがままと、 いとしさのジレンマ 傷つけてる でも謝らない 優しいにもほどがある ばか、の~天気 日頃の言葉の足りなさが、 いつもあたしを惨めにする もう少し、気の利いたこといえないのかしら まったくボキャブラリーが足り
しあわせってなんだっけ? ただ洗濯を干したくないだけ ただ無性に眠たいだけ 具合悪いと言って通じた頃が懐かしい あの頃は本気で心配してくれた 少なくとも罪悪感がまだあった ほんとに調子が悪くても 今はただだらけてるだけと言われてしまう あの頃に戻りたい、罪悪感を感じたい ただやりたくないだけ 自分だけじゃないのはわかってるけど 心配してくれないと、罪悪感も感じない 罪悪感を感じていたい 嫌悪や憎悪みたいな汚いものじゃなく なに、罪悪感っていい言葉だっけ? ただ