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それは大晦日のことでした 元旦早々から長くを空けることになるので、 子どもたちは唯一共通の宿題である「書き初め」を和室で行っておりました 畳を汚されちゃいけないと、部屋一面に新聞紙を惜しむことなく敷き詰め、 「紙が無ければそこに練習しなさい」ってなくらいに厚く隅々まで … しかし、やはり事件は起きてしまったのです なんと、母のお気に入りの襖に、梵字のような墨が一点 誰(というか、どっち)? 聞きましても夢中で覚えておらず 母親は見なかったことにした