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わたしが素晴らしい発見をして心豊かにスキップした日、 その日は彼の誕生日だった 初めて一緒に帰ったあの日、ドキドキして未来を想像していた その夜彼は、わたしではないひとを想っていた なんの変哲もなく過ぎた一日の最後、眠れなくて星を仰いだ その日初めて、彼の涙を見た 同じものを見たくて、同じ方向に目を向けた その先には彼の想う人がいた どうでもいいと思っている相手と話すわたしを見て、 わたしはそいつが好きなのだろうと、わたしの好きな人はいつも勘違いする やっとの思いで