マガジンのカバー画像

4コマ漫画に憧れて

328
ちょっと試験的な感じで、140文字の小話をと思いはじめました 本当はわたしに絵心があれば、これを4コマ漫画で描きたかった そういうお話の集まり
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

Mrs.ハナ・キーンこそが捜査にいちばん適しているかもしれない事実

見返り前美人ソンナ・バナーナン捜査官
ストイックな彼女は犯人よりも自分を追い詰めやすい

寡黙なイアン・バンカーン捜査官
偏屈な彼のペットは皆、オスばかりだとか…

オタクのヤヴァイ・パティーン分析官は実は鳥目

Mrs.ハナ・キーンはなんでも知っている

知る人ぞ知る動物映画に弱いアリエンティ警部補だが
実は猫アレルギーという事実

髪留めを壊すほど剛毛なA・B・バボー刑事
見た目には解らないがストレートパーマをかけている

期待の新人チョウ・ベリーバ刑事
幼少時のあだ名は「バッチグー」

閑話CSI・・・・
署内の清掃は専属の専門業者に委託されている

それは厳選され、
実は天下り先ではないかとの噂もあるが
真実は迷宮入りの事件よりも追及は困難

刑事課やCSIラボなど、重要機密部署には
当然のことながら信用のある者しか入れない

担当清掃員はMrs.ハナ・キーン

閑話CSI・・・・
実はいちばんのベテランが署内に常駐している

それは監視ともいうべく、とにかく、
だれもが一日のうちで会わないことがない

それは・・・・
掃除のおばちゃん

しかしながら侮ることなかれ、
彼女は、なんでも、知っている

その名も・・・・
Mrs.ハナ・キーン

CSIのベテラン検視官Dr.今市は
作業現場の薬品棚に手製の焼酎漬けを並べている

だが、検視官室に並べてあるだけあって
だれもそれが私物で、しかもアルコールだとは気づいていない

ただ、事件解決後にドクターが振舞ってくれる
綺麗な色のカクテルが、どこから出てくるかだれも問わない

「ここに並んでいるホルマリン漬けは事件現場からですか?」

「いや、ホルマリンではない」
「じゃぁなんですか?」

「これはカリン、こっちはホウズキ、どっちも風邪によく効く」

「薬ですか?」
「そういうわけでもない」

「このプラムのようなものは?」
「南高梅じゃ」

「へぇ」

Dr.今市の検視官室は、署内の地下に位置する 常に温度が管理され、夏でも肌寒いくらいの安置所 当然ながら検視作業ラボにはたくさんの薬品棚が並んでいる だが、明らかに試薬その他とは違う種類の瓶も・・・・ 「ドクター、この果実のような標本はなんですか?」 助手のヤブーは興味津々だ

科学捜査班には欠かせない検視官
ここCSI『zzz』にもベテランDr.が存在する

遺体と会話のできるDr.今市
だが、若干勤務態度に難あり

彼の愛用の香水は鼻を突くほどいつもアルコール臭い
試薬瓶が並ぶ棚には、日本酒や焼酎の瓶がずら~り

ホルマリン漬けの瓶もたくさん・・・・

「パティーン。なぜこの男を追った?」
「わたしの推しにそっくりだったもので」

「それで、現場放棄でストーキングしていたのか!」
「すみません!つい、我を忘れてしまって」

CSIのBMSと呼ばれるヤヴァイ・パティーン分析官
BMSのSは集中力!しかし、なにに集中しているかは不明

現場の撮影を支持されたパティーン分析官

「はっ。あれは…!」
特注で作られた偏光メガネを磨くとき・・・・

彼女の思考回路は一点集中
だれにも止められない

「パティーン。野次馬のビデオを見せてくれ」
「はい。わたくし、見つけました!」

「そうか。ん?誰だこの男は」
「彼は」

CSIのBMSと呼ばれるヤヴァイ・パティーン分析官
彼女の仕事はいつも隙がない

BMSのMはメガネ
彼女のメガネは伊達じゃない

「パティーン、現場の野次馬のビデオを撮っといてくれ」
「はい、アリエンティ警部補。でもどうして?」
「これだけいれば怪しい人間がいてもおかしくない」