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【3Dマダミス開発記】9月/制作本格化!

こんにちは!VRTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」代表の逆路です。

今回は現在開発中の3Dマダミス「煤の悪魔の殺人」の開発状況についてお話しようと思います。

「VRマダミス」→「3Dマダミス」

最初に違和感を覚えた方もいるでしょうが、今までVRマダミスと呼んでいたコンテンツを3Dマダミスと呼んで売り出すことにしました。

VRTRPG制作でも感じていたことですが、「VRTRPGか~でもVR機材持ってないしな~」という野良の方の呟きに対して「VR無くてもパソコン単体で(場合によってはスマホで)遊べるよ!」と言うのは一手多くなってしまいます。

Steam展開でちゃんと売り出していく今の段階で変えておこうと決断しました。過去作のVRTRPGも3DTRPGの表記にする可能性も結構あります。これは今後の展開次第。

制作中の作品について

現在制作している「煤の悪魔の殺人」は、18世紀フランスのエトルタ地方を舞台に、少しだけファンタジー要素を混ぜたシナリオです。

煤の呪い―――肌に触れた生物全てを焼き殺してしまう体となる不思議な呪い。
「煤の悪魔」から呪いを受けた青年は、僻地の館で暮らしているという。
今日は彼の誕生日。特別に館を訪れた者もいた。 今日ばかりは彼に祝福を
―――だが、彼は焼死体となって見つかった。
悪魔の呪いか、人の恨みか、はたまた事故か。呪いの館の闇を暴け。

参考にした作品

18世紀と言うとフランス革命前・ロココ様式の時代。
王政が終わる前で、曲線的で繊細優美な装飾が良しとされた時期です。

今回は参考に見た映画や小説をご紹介しましょう。先に見ておくと解像度高く遊べるかもしれません。

「バリー・リンドン」
「2001年宇宙の旅」や「シャイニング」で有名なスタンリー・キューブリック監督の映画で、18世紀ヨーロッパが舞台。時代考証がしっかり詰められており、当時の貴族の服装や小物などが良く分かります。

「燃ゆる女の肖像」
18世紀フランスを舞台にした貴族の娘と女性画家の恋愛を描いた映画。
彼女らが住む孤島の屋敷は、3Dマダミスの館をどれだけ豪華にするかの参考になりました。結末の描写もなかなか良かったですね。

「パフューム ある人殺しの物語」
18世紀フランスが舞台で、超人的な鼻を持つ青年が香水を作る調香師となり、やがて究極の香水を求めて殺人鬼になる映画。当時の市民の暮らしが良く分かりますし、これが一番面白かったのでおすすめです。

「レ・ミゼラブル」「モンテクリスト伯」「オペラ座の怪人」
19世紀(オペラ座の怪人は1905年なので20世紀)のものですがこちらもフランス舞台の作品。

制作状況

普通のマダミスとしてのテストプレイは4回行い、どんどん良くなってきています。コンセプトがしっかり伝わって非3Dでも楽しんで貰えていたので、初期設計は申し分ないと言って良いでしょう。

ロココ様式のモデリング難易度の高さ・アセットの少なさ・18世紀フランスに関する資料集めに苦戦していますが、背景・プロップ制作も地道に進めています。

蝋板:古くから使われていた手帳のようなもの。
金属ペンで蝋に傷をつけて文字を書くらしいです。

今回自分はプログラムを担当しておらず、プログラマーがすごいスピードでSteam向け3Dマダミスシステムを作ってくれています。システム仕様も改善し、メモが取れないVR環境でも快適にプレイできるようになります!!

そんな感じで10月中旬にはPC版テストプレイを開始できそうで、それと同時にパブリッシャー探し・コンテスト出展準備を進めていきます。なかなか理解されにくいジャンルですが、一回くらいは全力で勝負してちゃんと評価されて優勝する経験がしたいですね。

今後について(クラウドファンディング)

外注費用の確保のためにクラウドファンディングを12月頃に行う予定で、計画・準備中です。ここで費用が確保できないとデスマーチが待ってるので、お財布を膨らませておいて頂けると助かります。一生のお願い!何でもするから!

終わりに

無茶をすれば2025年4月・無理なく進めれば6月頃のリリースになりそうです。とても遠く感じますが、革命的に面白いゲームを作れていることは確かなので、完成に向けてコツコツ進めていきます。

これからも応援して頂ければ幸いです。お相手は、逆路でした!

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