より良い思考の技法 第2章
放送大学教養学部『より良い思考の技法』のノートです。
第2章 実践1 社会統計データを読む
1.調査データ自体にかかるバイアス サンプリングの失敗
(1)測定と尺度、信頼性と妥当性
(2)サンプリング(標本調査)のバイアス
(3)調査データは欠落する
(4)考えてみよう
(5)さらに生存者バイアスをクリティカルに考える
(6)サンプルをクリティカルに考える
2.正しく測定できているのか
(1)調査項目のワーディング
(2)誘導的な項目
(3)項目や選択肢の配列
3.相関と因果関係の理解
(1)相関係数の基本
(2)相関関係から、誤った関係を読み取る解釈の落とし穴
(3)相関と因果
(4)因果関係を考える
(5)因果関係を慎重に
4.研究例 国際比較・地域比較にもとづく統計の落とし穴
(1)女性労働力と出生率・サンプリングの問題
(2)女性労働力率と出生率 因果関係の問題
以上に学習課題がある。
・サンプリングでの例
1936年のアメリカ大統領選挙での選挙予測
2016年のアメリカ大統領選挙での選挙予測
第二次世界大戦中の逸話 爆撃機
心理学の研究
・ダブル・バーレル質問
など、新出単語目白押しだが、楽しく読める。特に、「因果関係を考える」ことは、非常に重要なことであると認識できる。しかし、クリティカルに考えるのは難しいことなのではないか。かなり意識して取り組まないと、できないと思う。
最後に登場する「出生率」であるが、変数として「婚姻率」と「男性の収入」が重要と考える。出生率は、そもそも婚姻が男性の収入低下と比例して減少しているのが原因と考える。だから、非正規雇用を無くし終身雇用制度を復活させ、そのための積極財政を続けるが正しい政治だと考える。
さあ、続きを読もう。
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