祖父が要介護になって在宅ワークのありがたみを感じる日々
母方の祖父が要介護になりました。
末期の食道がんで、昨年から放射線治療を施していたものの、肺・肝臓、ついには脳にまで転移してしまいました。
1ヶ月ほど入院していましたが、容態は悪化。
現在は、右足に麻痺があって思うように動かせず、ベッドでほぼ寝たきり、移動は車椅子生活になっています。
来年を無事に迎えられるか分からない状況です。
在宅ワークができてマジで良かった
訪問介護・看護・デイケアサービスが正式に介護保険でまかなえるようになったとはいえ、自宅での介護は基本的には家族がやらなければなりません。
僕の両親はめちゃめちゃ忙しく、いつも自宅にいることができるのは僕だけです。
僕はちょうどWeb系のフリーランサーだったので、在宅ワークが可能でした。
なので、日中の介護は基本的に僕が担当することになりました。
仕事量は減らさざるを得ないですが、もちろん家族が最優先です。
家族で唯一在宅ワークができる僕の今の状況は、まるで運命が奇跡的にタイミングを合わせてくれたかのようですね。
でも、世の中をみればまだまだ在宅ワークは一般的ではないし、核家族化もどんどん進んでいるのかなと思います。
僕の今の状況はかなり例外的ではないかなと。
実際に、訪問介護のヘルパーさんは「お孫さんがここまでサポートしてくれるのも珍しい」と言っていました。
他の人たちはどういう役割分担で家族の介護をしているのかシンプルに不思議です。
介護の問題は他人事ではない
これからますます高齢化が進む日本では介護の問題は決して他人事ではありません。
もともと60歳を超えても二重飛びが10回以上できるほど超元気だった祖父が、まさかのこんなすぐに要介護になるとは僕も想像していませんでした。
特に、がんは日本人の2人に1人がなると言われていますし、「あの人はいつも元気だから大丈夫」はどの家庭にも通用しないんだなと痛いほど理解しました。
そして、そういったことも踏まえて「在宅ワークができる仕事をする」という選択肢があることは、何よりも心強いものがあるんだなとしみじみ思いました。
特に、これからは夫婦共働きがもっと当たり前になります(夫1人の稼ぎで家族を養える時代ではなくなってきていますので)。
そうした未来も考えると、
・在宅リモートができる会社員として働く
・Web系のフリーランサーとして個人で稼ぐ
といったライフスタイルの必要性がますます加速していきそうですね。
今後の予定
先日のツイートの通りです。
自宅で祖父のそばにいつつ、自分の将来も考えて今できることをしようと思います。
今回の件で、ゼロに等しかった僕の介護スキルが若干23歳にして日に日に高まっています。
そして何より、介護・看護職の方々は本当に凄い人たちなんだなと切実に思うようになりました。
海外旅行はしばらくお預けですが、愛する祖父のためにできる限りのことをしていきます。
ぜひ、温かく見守っていただければと思います。