偉そうにしている人がいても良い
自分より立場が下の人に横暴な態度を取り、立場が上の人に媚びへつらう人がいますね。別に、いてもいいんじゃないでしょうか？
目くじら立てて怒ることではない
いてもいい、と書きましたが、将来的には淘汰されていくでしょうね。世間的に、横暴な態度を取る人への風当たりが強く、若い子たちもそれがモテないためやらなくなる。一部地域ではヤンキー思想がまだあるかもしれませんが、それも２０年前、３０年前に比べると少なくなってきているのではないでしょうか？ 実態は知りませんが、ヤンキー・チーマーは絶滅危惧種だと思います。そもそも、チーマーという言葉すら聞きません。今は何というのでしょう。半グレ？ 半グレはそもそも悪いことをしている場合が多いため、横暴な態度を批判されるうんぬんではなく、逮捕されることが多いでしょうね。
犯罪者という括りで省いた横暴な態度を取る人たちは、いずれいなくなるでしょう。目くじら立てて、横暴な態度を取る人が許せない。ムカつくと、感情を揺さぶられるのは、非常にもったいないと思います（とはいえ、そういう人に出くわしてしまったら、ムカつくでしょうけどね）。
では、ムカついた気持ちをどのようにすればよいのでしょうか。お店なら、店員の人には申し訳ないですが、店員の人に対処を求めましょう。お店の敷地内で権限を持っているのは、店員さんです。店員さんが同仕様もできなかったら、警察が呼ばれるだけです。
会社の中で、秩序を乱す人がいたらどうでしょう。掃除のおばさんに暴言を吐く人がいたとしたら、それは会社の組織として、その人の行動が不健全と伝えるしかありません。行動に改善が見込まれない場合は、状況次第で、懲戒などの対応を取るだけです。利益に見合う働きをしていれば、黙認されるかもしれませんがね。しかし、黙認されることで会社の空気が悪くなり、退職者が続出するなら、やはりその人間を解雇する必要があるかもしれません。もしくは、退職者がでても替えがきくように、問題のある人以外は有期雇用で適当に固めるか・・・。とはいえ、それによって利益が相殺され、赤字になるなら、やっぱり淘汰されるしかないでしょう。
いずれにしても、マイナスの行動をとっている人間は、損をするだけですし、何らかの形で制裁を受けてしまうものです。
それに対して、いちいち腹をたてるのはやめても良いでしょう。
動物園のチンパンジー
前述したように、存在はしても構わないと思いますが、時代がそれを許さないために、いなくなっていくのではないかと考えています。ただし、絶滅危惧種ではありますが、一部の地域では生存し続けるでしょう。
動物園で珍獣を観察するようなもの。
悪気があるわけではありませんが、ヤンキーもチーマーも、関わりがなければ、余興として楽しい存在だと思います。そういう意味では存在してもいいのではないでしょうか？（関係する人には災難でしょうけど…）
例えば警察24時というようなTV番組で放送される、酔っ払いと警察のやり取り、半グレと警察のやり取り・・・面白いですよね？ 不謹慎ですが、笑ってしまいます。ブサイクな半グレの女を警察官が取り囲み、その真正面にキレイめな女の警察官が対峙する。ブスと美女の対比。ジェンダー論的にはNGでしょうけど、テレビ的には笑えます（不謹慎）。
レペゼン地球（レペゼンフォックス）のユーチューブ動画がおすすめで紹介され、見たことがありますが、彼らのような人物とは生活圏が合わさることはありませんが、ああいうノリは見ている分には楽しいものです。
実害を受けていなければ
前提条件としては、「実害を受けていなければ」という枕詞が付きますが、偉そうにしている人が存在すること自体は良いんじゃないかと思います。いずれいなくなっていくでしょうし、今は珍しい珍獣を見るようなイメージで傍観していれば、と。
そういえば、数10年前の地方での出来事ですが、大雨か、大雪で（強風だったかも）電車が何時間も動かず、ガラの悪いにーちゃんが駅で切れていましたが、あれも面白かった。コテコテの方言でブチ切れていて、何を言っているのか、全く理解できないのです。対応していた駅員さんは、危害を加えられるのではないかと、気が気ではないでしょうが、いざとなれば、警察を呼べますし。周囲にも駅員がいますから、なんとかなるはずです（窓口に隔てられていますから、実際に胸ぐらをつかまれるとか、殴られるとかない）。
余談ですが、幕末の長州藩の武士――桂小五郎という人物がおりますが、めちゃくちゃ剣術に長けているのですが、不要な争いは避け、もし仮に暴漢が襲ってきてら、さっさと逃げるというようなことを（司馬遼太郎の小説で）話していました。面白いですね。暴漢など一刀両断できるのに、面倒事をさっさと避けて、自分の使命を果たそうとするわけです。
これくらいの度量と冷静さがあると、良いですね。