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やっぱり何かを作りたい

フリーランスは仕事が安定しない。別に起業家になりたいわけでもなく、インフルエンサーになりたいわけでもない。会社に入りたくないだけだ。少しだけ考えた結果この働き方になった。社会的な信頼は所属組織によっては得られないので資格に頼ることにした。試験勉強して、ちょうどさっき試験を終えた。帰りにコンビニでサラダと春雨スープとちくわを買って食べた。この前の健康診断で糖代謝が悪いと言われた、形だけ糖質制限をした。

試験から解放された。次の目標は花展に花を出すことになった。花を考えていける。考えるために絵を描いてこいと先生に言われたから、電子書籍を買って花の絵の描き方を勉強する。花屋にいって何か参考にならないかと花を物色する。トウガラシ、ツノナス、ハナナス。ビビットな色の花は惹かれる。Appleのデザインを多感な時期に見たせいか、バウハウスの流れに傾倒してる。期限は迫ってるけど焦ってもしょうがないと思ってコンビニでビールを買う。

3口ほどで酒が回って楽しくなってきた。作りたい気持ちが頭いっぱいになった。試験はつまらない頑張ったところで満点で頭打ち、一本の数直線の上でできるだけ右に行こうとするその競争はわかりやすい。俺のテストステロンも喜んでる。勝ちたいと強く思う。少し引いてみれば退屈だ。誰かより右にいるからなんだって言うんだと思う。

それと比べたら作ることも、そのために考えることは楽しい。花の絵の描き方の本にスケッチをするということはその対象を知ることだと言っていた。絵に描こうとするとき、私はそれをとても知る。それは今まで知っていたよりも知ることになる。描きたいと思った理由の魅力を軸に対象を知る。魅力と知り方はその時の自分のものになる。自分はその絵を見て自分はこれにそんな魅力を感じてたのかと感じることができればそれより嬉しいことはない。そんなに上手く書けるわけではないからまだまだ時間がかかる。

花をいける時も同じだと思う。不勉強のために、いまだに流派の真の考えはわからないことが多い。綺麗だと思った何かを形にする行為は楽しい。葉は強い緑を持つを葉脈は自分の形はこれだと強く言っている。枝は分かれて外に広がる姿と幹ごとに強いまとまりがある。花は花びらを広げて様々な色や柄をまとって私はここだと叫んでいる。そんな生命力の塊の中から私が感じた魅力を抽出して何かの形を作る。自分の感性に集中する瞬間。真実楽しい。

家についたら人の作品を見て勉強しよう。

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