宵越しの銭を持たないの極み
母は1人社長だ。パートのおばちゃんを2人雇って縫製工場のようなことをしてる。バブルの時に父が作ったハウスメーカーという事業が荒波にもまれ衰退の一途を辿り今の形になった。父は途中で退職代行を使うまでもなく蒸発した。途中、社会保険だけ入れてくれだの言っていたらしい。
その時の取引先との関係や雇っていた人に辞めると言えなかった母が経営も商売もわからないまま、祖母から金を借りながら会社の体を保っていた。祖母が亡くなってからは息子の私から金を借りたり国から金を借りたりと会社を維持して