愛とミセス
寝れねえ夜はnoteを書くと相場が決まっているので書いていこうと思う。
最近、ここ数年私の好きなバンドはすごく規模が大きくなった。
一般で取れていたチケットはいつのまにかファンクラブ会員であっても難しくなった。
彼らを取り巻く人が増えた。
古参新規顔ファンリアコ応援したい気持ちも好きも様々、そんなことは分かっているのに、炎上するたびSNSにいるのがつらくなった。
私は多分厄介古参オタでこの渦巻いた巨大なミセスというコンテンツが怖くなった。
大きな会場でペンライトを振る。
段々と高くなるライブチケット。
いないメンバー。
わかってる。
どうしても戻れないあの頃をあの頃としてしまっておけなかった。
色んな気持ちや意見が入ってきて難しかった。
それからライブ映像が見れなくなった。
ファンクラブの引き継ぎが上手にできなかった。
ホワイトラウンジはずっと知っていたが足取りが重くフェードアウトしていた。
でもある日母に誘われ、何となく勇気を持って劇場に行けた。公開から1ヶ月以上かかってしまった。久しぶりに見る彼らの姿を、長い広告の中で緊張しながら椅子に座る。
ああ、扉だ。扉が待っている。
想像より劇的でメンバーがセリフを言う姿に少しくすぐったくなる。色んなことをしているんだな。そんな感情は一瞬でびっくりするほど泣いた。
あんなに僕の僕で、我儘だと思ってなくて、大森元貴が色んなことを曝け出してくれた気がして、受け止めれるか、持ち帰れるのか不安だった。
壮大な人の生と愛だった。同化に時間がかかってそれ以外今日は何も感じたくなかった。
でもすごく見てよかった。
形は変わった。
もしかしたら永遠なんてないのかもしれない。
でもミセスがずっと信じてきたもの、伝えたいことはきっと変わってない。
人が好きで、愛を歌って、ぐちゃぐちゃになって
なくなってしまいそうで
それでも
それでも愛を、生を歌う
ああ
好きだ
人生の戦友だったあの頃のミセスだ。
ありがとう。
これから彼らに会うのは随分と先になるかもしれない。きっと寂しい。そしてまた怖くなる。
それでも彼らから感じたものを私は大切にしたい。
彼らが信じたものを私も信じてみたい。
これから先を見ていたい。
これから先も生きていたい。
私はここで愛を叫んだ。届かないかもしれない。
もうそれでもいいかもしれない。
それでも私はここで書き続けていく。
大丈夫。
さあ次の扉が待っている。