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子宮頸がん検診で中等度異形成が見つかった話。

「2年に一回は子宮がん検診を受けましょう。」

こんな謳い文句は女性なら必ず聞いたことがあるはず。
20歳を過ぎると子宮頸がん検診のクーポンが送られてきて、初めて検診をする人が多いのではないでしょうか。

しかし。
20代って、とっても忙しいですよね。

大学3,4回生は就職活動や卒業論文。
その後、就職をしたら慣れない社会人経験が始まり、
その合間には恋愛や友人との遊び・・・・。

社会人としての生活が慣れてきた頃に結婚。

仕事帰りに検診に行こうと思ったら、すでにクリニックは閉まってる。
貴重な休日の土曜日に受診しようものならクリニックは激混みで、1時間・2時間待ちはザラ。

めんどくさい。

この一言につきると思います。

看護師として働く私は、人よりもちょっぴり健康には気を使っている(つもりな)ので子宮頸がん検診には2年に1回くらいは大体行っていました。

そして、28歳の子宮頸がん検診で初めて「LSIL(軽度異形成)」の診断がつき、コルポスピー検査を行いました。

コルポスピー検査の結果でも同じ診断がついたので、3か月おきに検査をするはこびとなり、半年後の検査では「NILM(異常なし)」の診察結果をもらうことが出来ました。

その2年後、妊娠が発覚し、妊娠初期の検査の一環で子宮頸がん検診を受けました。

「ASC-US(細胞の形態が正常ではないが異形成と診断するには細胞の異形変化が少ないと判断されたグレーな所見)」の診断が下り、HPV検査に進みました。

結果、16型と52型に感染していることが発覚し、16型はガン化しやすいこともあり、出産後の定期フォローの結果次第で治療を検討しましょうという話になっていました。

結果からいうと、産後6週間検診の時の検診で「HSIL(中等度〜高度異形成)」に悪化していたのです。

コルポスピー検査を行い、「HSILを否定できない細胞がある」との結果で、


①定期的な診察を行い、悪化した場合に手術を考える。
②16型というガン化しやすいHPVに感染しているので、今手術をしてしまう。

この二つの選択肢を提示されました。

3か月おきにクリニックを受診するのがしんどかったこと(待ち時間が異常に長く1,2時間はザラ)、
今後様子を見ていったところで必ずしも軽快するわけでないのなら、子供の人見知りが始まる前に母親に面倒見てもらうのをお願いして手術をしてしまいたい…といった理由で手術を受けるはこびとなりました。

一般的に子宮頸がんの前がん病変に対して行う手術は二通り。

①レーザー蒸散術
子宮頸部を円板状にレーザー光線による熱で変化を加えて蒸散する

②円錐切除術
文字通り子宮頸部を円錐状に切除する術式

どちらにもメリット・デメリットがありますが、次の妊娠も希望していることから、今回はレーザー蒸散術を選択しました。

レーザー蒸散術自体はとても簡単な手術で、所要時間は10分程度。
調べていると、クリニックで日帰り手術を行っているところもチラホラ。
私が手術を受けた病院では、硬膜外麻酔を使用することから1泊入院での実施でした。

先生から簡単な手術と聞いていたので、ちょっと埋没法で二重にしてきま~すくらいのノリで入院したら案外しんどかったので、それについては今度、詳しく書いていきたいと思います。

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