アーティフィシャルフラワー(造花)ブーケとは?なんなんだ?を説明します。
こんにちは。田口美咲です。
アーティフィシャルフラワー(造花)を使用してブライダルブーケを作っているのですが、みなさん造花でのブライダルブーケがそもそも存在していることすら知らない方が多いのではないか、と思います。
知っているのは、ブライダルについて熱心に調べていたり業界の方が多いのではないでしょうか。
アーティフィシャルフラワーのなんぞや?を個人的な見解も含めつつ、解決していきたいと思います。
アーティフィシャルフラワーとは?
アーティフィシャルフラワーとは、生花をリアルに再現し、生花にはない美しさを表現した造られた花です。近年、欧米はもとより日本でも大変注目されており、年々クオリティも向上、生花では出せない高い芸術性と耐久性で、世界的に高い評価を受けています。
上記は、アーティフィシャルフラワー協会のHPからの引用です。
簡単にいえばクオリティの高い造花です。
リアルに再現されていて、ぱっと見は本当に生花と見間違うほどのものもたくさんあります。(もちろんそうでないものもある)
デメリット
・ブーケは生花であるべきというイメージが強いため、家族や新郎様へしっかり説明する必要がある。
・生花独特のみずみずしさ、香りなどは出すことはできない。
・挙式会場では基本生花店との契約があり、生花を進められるためアーティフィシャルフラワーブーケは持ち込み料などがかかる可能性がある。
※国内挙式する人は、個人的にはこれが一番のネックかも。
もしアーティフィシャルフラワーブーケを最初から持ちたい希望がある花嫁様は、挙式を決定する前に必ず持ち込み料がないかなどを確認を!
メリット
・手入れはほぼする必要がなく、丈夫である
・生花は手元に残すために追加料金をはらい、プリザーブドフラワーなどにする必要があるが、そのままの形で残すことができる。
・花材の種類やカラーが豊富で、イメージしたブーケを制作しやすい(生花だと挙式の時期により仕入れができないお花が多くなる)
・生花よりも圧倒的に軽い。
最近のブーケって大きいものが多くなってきていて、生花だと水分たっぷり吸っているからすごく重たくなっちゃうんですよね。
丈夫と形に残すことができるというのがアーティフィシャルフラワーブーケの一番の魅力だとと思います。
どんな人に向いているか
・挙式でつかったブーケを形として残したい花嫁様
・前撮り、挙式、後撮りで何度もブーケをもつ花嫁様
・海外ウェディングをする花嫁様
丈夫でキャリーケースに入れて輸送もしっかり耐えられることと、海外ウェディングで自己手配であれば持ち込み料も基本かからないのでオススメです。
・王道ブーケ(小さめでころんとしたまあるいブーケ)ではなく個性的なブーケを持ちたい希望がある花嫁様
最近は海外風な個性的なブーケを生花で作成してくれるお花屋さんも多いですが、なんせ料金が高いんですよね…。
逆をいえば、クラシカルな挙式で結婚式でブーケを持つ意味合いなどを大切にしたい花嫁様は生花のほうが向いているかも。(アメリカでは生花の香りで悪魔から身を守るという言い伝えがあります。※諸説あり)
人工的なものに対して抵抗感のある方も、生花がいいと思います。
造花感を出さない、おすすめのデザイン
ズバリ、お花やグリーンがある程度の大きさがあるもの!!!
具体的には一つの花弁で最低でも2~3センチ程度あるとよいと思います。
逆に小花が多い、繊細なデザインは粗がでやすいと感じます。
普通に考えればわかりますが、どうしても人工的に制作しているものになるので小さい、細かいデザインは難しいんだろうと思います。
花びらが薄い、花弁があまりにも小さいものは本当に仕入れに慎重になります。
花びらが厚く、ある程度ボリュームがあるものはリアルな質感が再現されているものが多いのです。
考えているブーケのイメージを教えてもらえれば、どのようなデザインだとより再現性が高いかをお伝えできます。ここは、なかなかイメージがつかないかもしれないので、ブーケデザイナーへ相談するのが一番ですね。
まとめ
・アーティフィシャルフラワーブーケはとても丈夫だけど、人工的
・形と残しておきたい花嫁様にはベストマッチ!
・デザインによってはちゃちく見える可能性もあるため、要相談
結婚式は式場から始まり、ドレス、小物とジプシーする花嫁様がとっても多いのですこしでも参考になればうれしいです。