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鬼木監督、ありがとう

今日は、Jリーグ最終節となる川崎F対福岡のゲームを現地観戦した。退任が決定している鬼木監督の最終戦でもある(ちなみに、福岡の長谷部監督も退任が決定しているので、福岡での最終戦になる)

一昨日あたりまで、ホーム自由のチケットが販売中で、ゲームとしては特にタイトルなども掛かっている訳ではないので、あまり売れ行きが良くないのかなと思っていたら、土曜日に完売になっていた。やはり、鬼木監督の最終戦を一目みたいサポが多いのだろう。

ゲームは、3-1で川崎Fの勝利となった。

先制点は、川崎F家長である。8分に川崎F小林が放ったシュートを福岡GK村上が弾き出したボールを家長が拾って、ニアポスト側へ決める。ゴールとともに、川崎Fベンチの鬼木監督を指差しながら駆け寄り、抱擁する。泣ける。27分、今度は川崎F山本が放ったミドルシュートを福岡GK村上がキャッチできずに前へ弾いたところに、小林が詰めて2点目を決める。同じくベンチの鬼木監督へ駆け寄り抱擁。号泣。スコア2-0で前半を折り返す。

後半に入り、48分川崎F家長のクロスをマルシーニヨがボレーで合わせて3点目。マルシーニヨは、鬼木監督と軽めの抱擁。その後、51分に福岡に1点を返されるが、結局3-1で川崎F勝利となった。家長、小林、マルシーニヨと来れば、できれば山田にも得点が欲しかったなー(ドリブルで持ち上がる、惜しいシーンはあったが)。

daznのヒーローインタビューは、川崎F小林が指名される。勝利以上に、鬼木監督と最後のゲームであったことに対する小林が纏う淋しさ。あんなに切ないヒーローインタビューは、あまりお目にかかれない。小林はクラブ通算最多ゴール記録(今日のゴールで143ゴール)を持っているが、2017年クラブ初優勝を果たしたゲームでハットトリックを決めるなど、記憶に残るゴールも多く、おそらく今日のゴールもそのひとつに数えられるだろう。

また、本日先制点を決めた家長は、鬼木監督下の川崎Fでは最多出場している選手だったと思われる(ソースが見つからないので自信はないが)。

そんな2人のベテランがゴールを決めると言うところが素晴らしいし、泣かせるし、監督とチームを支えた2人の信頼関係を感じさせるゲームでもあった。

ホーム最終節でもあるのでセレモニーが入り、最後に鬼木監督のご挨拶があった。鬼木監督らしい挨拶に、これまた泣いてしまった。

監督鬼木達を育ててくれたのは、みなさんなんです、と言う言葉が、堪らなかった。

鬼木監督の通算成績は、311試合171勝78分62敗(天皇杯/ACL除く)で、リーグ優勝4回、リーグカップ戦1回、天皇杯2回、スーパーカップ3回を制している。川崎Fの歴代はもちろんのこと、Jリーグ史上でも、圧倒的な実績を残している(リーグ制覇4回はトップ。2位は現日本代表監督である森保監督と鹿島を率いたオリベイラ元監督の3回)。

そんな監督を育てたのがみなさんなんです、と言い切る鬼木監督の人柄が、本当にステキだと思う。

旧JFL時代から川崎Fに関わり、26年間の時間をかけて、川崎Fを国内でも屈指の強豪にしてくれたことは、いちフロサポとしては、感謝しかない。

鬼木監督、ありがとうございました。

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