ラムシルマブ(サイラムザ)
・各種抗がん剤の特徴
抗VEGFR2ヒト化モノクローナル抗体
・投与方法
インヒュージョンリアクションが発現した場合は、投与速度を50%減速し、次回以降も初回発現時同様、50%減速にて投与する。
・副作用
高血圧
自宅で血圧測定および記録を行う。降圧薬は積極的に使用する。
血圧が高値で吐き気、頭痛、胸、呼吸苦、めまいなどの症状を伴う場合、
あるいは収縮期血圧180mmHg以上、拡張期血圧110mmHg以上の場合にはすぐに病院に連絡
尿蛋白
ネフローゼ症候群、蛋白尿があらわれることがあるので、投与期間中は尿蛋白を定期的に検査する。定性検査で2+以上の場合には定量検査を実施。
出血
鼻血や歯肉、膣などの粘膜から軽度の出血がみられることがある。
10~15分経っても止まらない場合は連絡。
肺出血(喀痰)または重度の出血は死亡のリスクがあるため中止する。
血栓・塞栓
血栓症が生じることがある。意識消失、麻痺、ろれつが回らない、めまい、胸痛、足のむくみや痛み、突然の息切れなどの症状が現れたらすぐに連絡。