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首都直下型地震が起きたら、私たちはどうすべきか?

今日(2025年1月17日)は、阪神淡路大震災(地震名は「兵庫県南部地震』)が起きて丸30年経過した日。

今、首都圏に暮らす私たちの平穏な生活を壊す最大のリスクは首都直下型地震(と富士山噴火)です。

昨年春、神戸市や淡路島に10日間ほど周遊して現地をチェックしたりヒアリングするなど、首都直下型地震が起きたら私たち家族(夫婦2人)はどうすべきなのか、常日頃から考えています。

神戸市の人と防災未来センターは、震災対策として非常に有効な施設。神戸に旅行した際はぜひ立ち寄ってもらいたいと思います。

なので、日頃から本当に起きた場合に私たちはどうすべきか、結構真面目に考えています。

この結果、ライフライン(電気・上下水道・ガス)や物流が生きているエリアに避難することが第一だと判断。首都圏の近くからだと一番生きている可能性が高いのは栃木県群馬県。

もちろん備蓄品を用意して自宅や避難場所で避難するのも一つの方法ではありますが、以下の理由で「遠隔地に避難するしかないのかな」というのが私の判断。

▪️ライフライン&物流の復旧問題

ちなみに阪神淡路大震災の事例では、ライフラインの復旧では以下の通り電気で6日間、水道で3ヶ月間近くかかります。

神戸新聞HP

ただし阪神淡路大震災の場合は、近隣の大阪市や姫路市などの職員が集まって修復に全力を尽くしたわけで、首都直下型地震とはその状況はまったく異なります。

首都圏は被災地域が阪神淡路の被災地域よりもその範囲が桁違いに大きく、近隣や関西などの水道・電気・ガス業者さんが応援に駆けつけて同じような期間で復旧できるとは到底思えません。

さらに道路が寸断されて物流機能は当分マヒしているでしょうから、食料品等の生活物資の供給もままならないでしょう。

コンビニでさえ1週間かかるということですが、倒壊したビルで道路が寸断されている状況で1週間で復旧できるとしたら本当に理想的です。

したがって被災者はできるだけ、ライフラインや物流が生きている場所に避難しないと厳しい状況に追い込まれる可能性が高いということ。

▪️私たちの避難方法

私たちは江戸川近くに住んでいるので、江戸川河川敷のサイクリングロードを自転車で遡って栃木県のライフラインが生きているエリアまで避難できないか、と考えています。原付バイクでもいいかもしれません(特に栃木県をお勧めする理由は以下参照)。

栃木県まで辿り着けば、ホテル等で1週間程度暮らし、郡山にある福島空港を使用して関西に避難することも可能かもしれません(生活物資輸送で一般人は利用できないかもしれませんが)。

あるいは宇都宮あたりで長期間滞在できるウイークリーマンションや民泊先、または賃貸マンションを借りるのもよし。

上述したように一般的に災害時は、首都圏では倒壊した建物が道路を分断し、その建物を撤去するにも相当に時間がかかるでしょうから、私たちのような被災者が車で移動できる可能性は相当に低いと思います。

道路が開通しても、まずは緊急車両や物流車両が優先されるでしょうから、一般車の通行はまず無理でしょう。

そうすると、すぐに避難するのであれば、倒壊する建物がない河川敷の道路が最適。この場合には自転車が一番ですが、原付バイクでも本来は通行禁止ですが、災害の場合に限っては利用できるかもしれません。

以上、私たちの防災訓練は体力向上ですね。日頃から鍛えておくに越したことはありません。

ちなみに自転車に慣れていない妻用にEバイクを購入しました。


*写真:栃木県壬生町「バンダイミュージアム」2024年10月撮影



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