
僕が読んだ本
これまでの生き方を振り返ってきたなかで、ふと思ったことがある。
「私って何冊ぐらい読んできたのか?」
今まで小学校、中学校、高校と教科書や読書の時間で様々な本を読んできたが、いざ「その本って、どうだった?」と質問されると話が頓挫してしまうほど、内容を覚えていないことが多かった。
その点、滅茶滅茶悔しかった。
一生懸命、学んだのに内容が思い出せない。そればかりか、素敵な本と出会ったのに、その想いを語れないことに嫌気がさした。
だからこそ、私はある決意をした。
読んだ本は誰かに伝えたり、今こうして書いているように「アウトプットすることを心がけよう。」というのを自分自身に言い聞かせ、昨年から今も続けている。
2021年に読んだ本
アウトプットを意識して読書するようになったのが昨年10月であったため、そんなに数は多いわけではないが、そのなかでも僕が読んだなかで特にオススメしたいと心から思う本を紹介する。
世界を無視しない大人になるために
この本を一言で表すなら、私はこのように伝えたい。『世界は遠くない。身近な存在』。
我々、日本人にとってアフリカや東南アジアの国で起きている問題は、遠い国のような感覚を抱く人も多いだろう。例えば、コンゴ民主共和国🇨🇩や南スーダン🇸🇸で起きている紛争など、ニュースで報道されていても、『ふーん。』といった程度にしか見ていない。しかし、本当に遠い国なのだろうか。それを非常に考えさせられる内容だ。
グローバル化が浸透していくなか、アフリカ=遠い国は時代遅れだ。私自身、アフリカには行ったことはないが、カンボジア🇰🇭という途上国に行った際、街中にゴミが散見していたように、私自身のそれまでの常識が一気に覆った。日本から比較的近い国で、こんなことがあったことを考えれば、決して他人事ではない。
海外に行ったことなくても、日本から出来る国際協力は沢山あると感じる。ウガンダで過去に起きた内戦の影響によって、現在も悩まされている元子ども兵の問題、さらには南スーダン内戦の影響でウガンダが積極的に難民支援を行なっている事実。
そうした国際貢献の実態を経験をもとに綴られている。
国際協力や社会貢献に関心ある人に是非お勧めしたい内容。
上京物語 僕の人生を変えた父の五つの教え
小説家であり講演家である喜多川泰さんが書かれた書籍。
貧しくても、時間とお金というツールを上手く利用し、『絶対、この夢、何歳までに成し遂げてやる』という強い野心をいつも信じ抱き続けてきた者は、そういう人生になっていく。逆に、考えすぎてしまうと、行動力を抑止し、なりたい自分から遠ざかってしまう。やっぱり思い続けることって大事。
この本は、生き方の参考になるとともに
今の自分を見てるかのような
のめり込んで行く小説的単行本。
一言で表せば「常識に対して考えさせられる」書籍。
書斎の鍵
こちらも喜多川泰さんの著書「書斎の鍵」。
・読書って何?
・幸せって何?
・人としての在り方など
ある1人の人生を通して、考えさせられる良書。
例え事故に遭って「俺なんかダメだ。』と他人や事象のせいにするのではなく、出会えた人に対して自分が幸せでいることが結果的に目の前の大切な人、愛する人を幸せにするという、涙溢れる小説。
また、この物語の父の考え方にも共感。
本を読むことで得られることは何か、なぜ経営者は本を読むのかなど、社会に対する見方が変わる一冊でもある。
読んでいて損はない一冊。
福に憑かれた男
喜多川泰さんの著書として3冊目となるが、この本も魅力的な小説である。
書店を巡って、成功とは何か、どのようにしたら客から愛される書店になるのかを、様々な人との出会いを通じて、主人公が成長していき、最後には思いがけない奇跡の連続に至る短編小説。
利益目的よりも、来てくれた人に興味を持つ考え素晴らしい😉
経営の考え方、フリーランスや個人事業主として働くことを視野にしている方には一度読んでみると良い一冊。
あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣
フリーランス国際協力師として活動されている原貫太さんの書籍。
非常に読みやすく社会問題をあらゆる視点から、あらゆるデータから読み解く社会貢献の入門書であると言える。
感想♦️
私たちが普段からこよなく愛するスマホ、肉、衣服など私たちにとってはそういったごく普通のモノが実は誰かの生活を脅かし、後に社会問題となって浮き彫りになっている。そうした社会問題に対して1分1秒でも良いから関心を持つことが全人類の使命でもある。そのことを教えてくれる良書。
僕らのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?
NPO団体テラ・ルネッサンス代表である小川真吾さんが書かれた書籍。
この本はアフリカに対する見方がガラリと変わる良書。
そもそも、アフリカ人の野蛮な文化や伝統がアフリカで続く紛争の原因になっているという誤解が生じているが、アフリカで起きている紛争の原因は様々ある。その多くがアフリカで問題となっているヨーロッパ諸国による帝国主義による分断と、武器ビジネスなど、欧米諸国による帝国主義がアフリカの未来を大きく分けたことを教えてくれる一冊。
これ以上書くとネタバレになりそうなので控えますが、国際協力や社会貢献、アフリカに興味ある人には必読と言っても良い書籍。
2021年はなかなか読めていないですが、
アウトプットする読書を今年は意識的に行おうと思っております。
現在も、読み進めている本が何冊かありますが、ストーリーの展開が激しく面白いので、また読破しましたら、noteで感想を投稿していきたいと思います。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
今後とも宜しくお願い致します!